Fuyao Glass Industry Group Co., Ltd.[福耀玻璃工業集団股份有限公司] 2018年12月期の動向
業績 |
(百万元) |
| 2018年12月期 | 2017年12月期 | 増減率 (%) | 要因 | |
| 売上高 | 20,224.99 | 18,713.03 | 8.08 | -自動車用ガラス販売の好調により売上が増加 |
| 営業利益 | 4,973.22 | 3,669.93 | 35.51 | - |
| 経常利益 | 4,962.36 | 3,679.72 | 34.86 | |
| 純利益 | 4,107.17 | 3,148.24 | 30.46 |
最新動向
-同社の完全子会社福耀欧州玻璃工業有限公司[Fuyao Glass Europe Industry Co., Ltd.](福耀欧州)が、SAM Automotive Production GmbH（SAM）の資産を買収することで、その破産管財人Dr HolgerLeichtleと合意。資産には設備、材料、製品、工具装備などが含まれ、買収価格は5,882.76万ユーロ。SAMはドイツのアルミ装飾トリミングメーカーで、現在破産清算状態にある。買収取引完了後、福耀玻璃はSAMに対して改築、更新を行う予定である。(2019年1月16日付けリリースより)
株式譲渡
-2018年6月、子会社福耀集団北京福通安全玻璃有限公司[Fuyao Group Beijing Futong Safety Glass Co., Ltd.]の株式75%を10.04億元で太源金諾投資有限公司[Taiyuan Jinnuo Investment Co.,Ltd.]に売却。売却後、北京福通安全玻璃の出資比率は福耀玻璃香港会社が25%、太源金諾投資が75%となる。 (2018年6月29日付けリリースより)
買収
-福耀玻璃工業集団股份有限公司[Fuyao Glass Industry Group Co., Ltd.]は2018年6月26日、完全子会社福耀(香港)有限公司[Fuyao (Hongkong) Co.,Ltd.]が福建三鋒控股集団有限公司[Fujian Triplex Automotive Trims Co.,Ltd.]の全株式を2.24億元で買収すると発表した。、福建三鋒控股集団は福建三鋒汽車飾件有限公司[Fujian Triplex Automotive Trims Co.,Ltd.]、福建三鋒汽車服務有限公司[Fujian Triplex Automotive Service Co.,Ltd.]、福州福耀模具科技有限公司[Fujian Fuyao Mold Technology Co., Ltd.]などの子会社を傘下に持っている。取引完了後、福建三鋒控股集団およびその子会社4社はすべて福耀玻璃の連結対象に組み入れられる。(2018年6月26日付けリリースより)
受賞
-2018年5月、同社は英国のJaguar Land Rover 社（JLR）から2017年度Global Supplier Excellence Awardsのゴールド賞を受賞したと発表した。今回は15社がGlobal Supply Chain Awardsを受賞した。ゴールド賞は最高の名誉とされる賞である。2006年、福耀ガラスはシャガーランド社と協定を結び、シャガーランド社に内層加熱線プリントガラス(Internal heating wire printing glasses)、Dピラーカバーエンキャップガラスバックサイドアッセンブリー (D Pillar Integrated Encapsulated Glasses backside assembly)、パノラマルーフガラス(Panorama Roof Glasses)などを納入している。(2018年5月30日付けプレスリリースより)
研究開発費
| 年度 | 2018年12月末時点 | 2017年12月末時点 | 2016年12月末時点 |
| 研究開発費用(百万元) | 887.72 | 803.44 | 727.59 |
| 売上高に占める割合 | 4.39 | 4.29 | 4.38 |
研究開発体制
-2018年現在、研究開発要員は3,924名、全体従業員の14.50%を占める。
研究開発拠点
| 名称 | 福耀研究開発中心 [Fuyao Technical Center] |
| 業容 | -自動車ガラス研究所、建築ガラス研究所、フロートガラス研究所、先端技術研究所、CAE/CAM応用開発部、技術情報と特許部、検査・試験センター、計画・プロジェクト管理部、設備技術研究所、金型工具研究開発センターなど10の部門で構成。 -2006年9月に国家クラスの企業テクニカルセンターとして認定された。 |
-自動車メーカーと同期して自動車用ガラス設計を行う能力を有する。世界の主要自動車生産販売地域4ヶ所に設計センターを開設。
設備投資プロジェクト |
(2017年12月31日現在) |
| プロジェクト | 予算 (百万元) |
2018年度の投資 (百万元) |
進捗状況 |
| 蘇州自動車ガラス | 1,000.00 | 581.01 | 77% |
| 本渓フロートガラス | 1,000.00 | 547.89 | 97% |
国内投資
-2018年7月9日、Volvoが黒竜江省大慶市で開催したアジア太平洋地区サプライヤーサミットにおいて、自動車部品会社4社と大慶ハイテク区管理委員会との投資契約調印式が行われた。4社とその投資案件は次の通り：
・邦迪管路系統(重慶)有限公司[TI Automotive China (Chongqing) Co., Ltd.]の自動車用パイプ曲げ加工工場。投資額は1億元で、第1フェーズフル稼働後の売上高は1億元を見込む。
・蘇州市道本金属材料有限公司[Suzhou Daoben Metal Materials Co., Ltd.]の年産20万セット自動車金属材料加工工場。投資額は2億元で、フル稼働後の売上高は2.8億元を見込む。
・福耀集団(上海)汽車玻璃有限公司[Fuyao Group (Shanghai) Automobile Glass Co., Ltd.]の自動車用ガラス工場。段階を分けて建設する。第1フェーズの投資額は20百万元で、フル稼働後の売上高は2億元を見込む。
・大慶延鋒安道拓汽車部件系統有限公司[Daqing Yanfeng Adient Automotive Components Co., Ltd.]のVolvo S60向けシート生産ライン増設。投資額は1億元で、フル稼働後の売上高は5億元を見込む。
これら4社の製品はすべてVolvoに供給される。(2018年7月11日付けリリースより)
