CITIC Dicastal Co., Ltd. [中信戴卡股份有限公司] 2015年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
2015年12月 | 2014年12月 | 増減率 | 主因 | |
売上高 | 16,198 | 15,190 | 7% | -アルミ合金ホイールの販売が増加し、売上高を押し上げた。 |
営業利益 | 725 | 638 | 14% | -生産技術が上がり、コストが下がり、利益を押し上げた。 |
総資産 | 14,150 | 12,719 | 11% | - |
-2015年12月期の販売は、前年比9%増の3,754万本のアルミホイール、前年比5%減の6.9万トンの鋳物。(2015年CITICグループの公告より)
最近の動向
-米ミシガン州に年産能力3百万本のアルミホイール生産拠点を建設すると発表。2016年に正式に稼働を開始する計画。(2015年6月2日付けプレスリリースより)
ラインオフ
-2016年2月、北米工場の機械加工ライン、塗装ラインが完成し、アルミホイールが初めてラインオフされた。北米工場はミシガン州に位置し、アルミホイール3百万本の年産能力を有する。中国自動車部品業界の米国における投資案件では最大規模になる。(2016年2月4日付けプレスリリースより)
戦略的提携
-2015年1月、Siemensと戦略的提携の契約調印式を行ったと発表。この提携は同社のインテリジェント化戦略に沿ったもので、双方は自動車部品製造のデジタル化推進のために戦略的パートナーとして、製品開発、製造、ライフサイクル管理などのデジタル化で協力するとしている。(2015年1月20日付けプレスリリースより)
研究開発体制
-テクニカルセンターを保有 (1993年2月設立)。2005年に国家発展改革委員会より国立研究開発センターとして承認された。
-海外においても、欧州、北米、日本にテクニカルセンターを保有する。同社は中国のホイールメーカーとして初めて、世界の自動車メーカーと共同開発を行っている。共同開発プロジェクトは2015年まで継続している。
-同社の部品実験センターは目下アジアで最大規模の自動車ホイール実験センターとなっている。(2015年2月3日付け政府公告より)
特許
-ここ数年、科学研究機関及び大学、大学院などと連携し、50項目余りの産学共同研究プロジェクトを展開し、300件余りの特許を取得している。
設備投資項目 |
(単位:百万元) |
項目 | 設備投資計画 | 工事進捗 | 年生産能力 |
ミシガン州工場 | 150百万ドル | 2014年着工、2016年末に操業を開始する計画 | 300万本のアルミホイール |
KSM中国二期工場 | - | 2015年3月着工、2016年に操業を開始する計画 | - |
KSM成都生産拠点 | 10億元 | 2016年上半期着工、2018年に操業を開始する計画 | - |
秦皇島模具センター | - | 2015年着工、2017年初めに操業を開始する計画 | 2,700本の金型 |
国内投資
-2015年1月、秦皇島開発区 (Qinhuangdao Economic & Technological Development Zone) の部品実験センターで新たな実験室の建設に着手した。実験室の延べ床面積は12,050平方メートル。総投資額は22.44百万元で工期は11カ月。新実験室完成後はステアリングナックルブラケット、ステアリングリンケージブラケットなどコア部品の実験、検査を行うとしている。(2015年2月3日付け政府公告より)
海外投資
-生産能力を拡大し中東欧市場を開拓するために、ルーマニアに生産工場を開設する意向であると発表。(2015年12月17日付け各種リリースより)