Changzhou Xingyu Automotive Lighting Systems Co., Ltd.[常州星宇車灯股份有限公司] 2022年12月期の動向
業績 |
(単位: 百万元) |
2022年12月期 | 2021年12月期 | 増減率(%) | 要因 | |
売上高 | 8,247.99 | 7,909.45 | 4.28 | -取引先の生産量の伸びと同社の技術力、生産能力の拡大、市場競争力の向上という営業利益の増加要因があった一方で、研究開発投資の増加により減益となった。 |
営業利益 | 1,053.98 | 1,080.30 | (2.44) | |
経常利益 | 1,049.92 | 1,078.18 | (2.62) | |
純利益 | 941.42 | 949.44 | (0.84) |
戦略的提携
‐同社は北京一径科技有限公司(一径科技)と戦略的提携に合意したと発表した。両社は車載LiDARと自動運転技術の開発、ランプ製品の統合、製造などの分野で協力し、共同で製品技術の革新や市場の開拓を行う。(2023年5月23日付星宇股份のWechat公式アカウントに基づく)
‐同社は北京地平線機器人技術研発有限公司[Beijing Horizon Robotics Technology R&D Co., Ltd.](地平線)と戦略的提携を締結したと発表した。両社は「車載チップ+アルゴリズム」技術を協業の対象として、「車両法規対応、量産化、納期対応」を提携目標とする。「走行駐車一体型」ソリューションの量産と普及を推進し、同技術がスマートカーの標準装備になるよう働きかける。なお、星宇股份が地平線の車載チップ「征程(Journey)3」をベースに開発した「走行駐車一体型」ソリューションは国内大手OEMから受注を獲得し、2023年に量産開始予定だという。(2023年2月15日付地平線のWeChat公式アカウントより)
-同社は、華為技術有限公司[Huawei Technologies Co., Ltd.] (ファーウェイ) とスマート車載ランプ事業について提携を行うと発表した。両社は共同でスマートランプの設計から製造、供給までのエンドツーエンドの事業体制を構築し、スマート車載用ランプシステムソリューションの競争力を育成し、さらに同分野におけるその他の事業提携を包括的に行っていく。(2022年2月17日付星宇股份の公式Wechatに基づく)
設備投資
- 自動車電子製品・照明研究開発センターが一部稼働開始。
- インテリジェント産業パーク金型工場などの建設を進行中。
研究開発プロジェクト
- DMDベースのスマートヘッドライトモジュール
- Micro LEDをベースにしたスマートヘッドランプモジュール
- Micro LED/Mini LED技術をベースにしたピクセル表示インタラクティブライト
- 車両ライトコントローラー用HCM/RCM/LCUの開発
- 運転と駐車のインテリジェントドライブ関連製品の開発
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
年度 | 2022年12月期 | 2021年12月期 | 2020年12月期 |
研究開発費用 | 522.09 | 387.75 | 308.58 |
売上高に占める割合(%) | 6.33 | 4.90 | 4.21 |
研究開発要員数(人) | 1,532 | 1,493 | 1,065 |
全社に占める研究開発要員の割合(%) | 21 | 18.98 | 15.68 |
特許
-現在有効特許978件を保有。うち、発明特許は78件。
国内投資
‐車両用ミックスドシグナルICサプライヤーの無錫英迪芯微電子科技股份有限公司[英迪芯微、Indiemicro]は、3億元を調達したと発表した。今回の融資は長安汽車傘下の安和資本、東風汽車傘下の交銀基金、星宇股份などが共同でリードインベスターとなった。Indiemicroは現在、バイワイヤシャシーやドメインコントローラー用チップを供給している。また、自動車の安全及び機能の制御部分に関するソリューションも発表するという。(2022年12月12日付IndiemicroのWechat公式アカウントより)
受賞
-同社は、一汽VWの2022年サプライヤーパートナー大会において、一汽VWの「エクセレントパートナー賞」を受賞したと発表した。また、中国一汽の2022年紅旗サプライチェーンパートナー大会において、中国一汽紅旗の「困難克服、模範賞」も受賞した。(2022年1月10日、1月11日付プレスリリースより)