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Bosch (China) Investment Ltd.[博世(中国)投資有限公司] 2022年12月期の動向

業績

(単位:億元)
  2022年12月期 2021年12月期 2020年12月期
売上高 (Bosch 中国全体) 1,321 1,286 1,173

 

戦略的提携

無錫ハイテク産業開発区
-無錫ハイテク産業開発区と戦略的提携を締結したと発表した。両者は、Boschの燃料電池および商用車電動化製品について研究開発のローカル化や商業化を推進する。Boschの世界初となる量産フィルム電極生産ラインは、2023年初めから無錫で稼働している。バイポーラプレートの生産ラインは現在建設準備中で、2025年に稼働予定。そのほか、小型電気自動車(EV)用のフラットワイヤーモーター、統合型エレクトロニクスパワーモジュールは2023年6月に量産予定で、2024年には中、大型モーター及びコントローラーの量産を計画している。(2023年3月25日付BoschのWechat公式アカウントより)

威孚高科
-無錫威孚高科技集団股份有限公司[Weifu High-Technology Group Co., Ltd.](威孚高科)は、Bosch(ボッシュ)の子会社Robert Bosch Internationale Beteiligungen AGおよび無錫市高新区新動能産業発展基金(有限合伙)と共同で合弁会社を設立したと発表した。合弁会社は社名を無錫威孚氫隆動力科技有限公司とし、燃料電池部品の生産を行う。威孚高技グループが3億7,500万元(75%)、Boschが7,500万元(15%)、新動能基金が5,000万元(10%)の出資を行う。(2022年7月2日付プレスリリースより)

 

展示会出展

第1回上海国際カーボンニュートラル博覧会
-Bosch (ボッシュ)は、第1回上海国際カーボンニュートラル博覧会(Shanghai International Carbon Neutrality Expo 2023)で多様なグリーンテクノロジーを公開したと発表した。Boschは電動駆動システム、ステアリングシステムとセーフティ、リサイクルと短距離グリーンモビリティ、スマートモビリティ向け自動運転の4つの展示ゾーンを設置した。そのうち電動化分野では、電気自動車(EV)用無段変速機CVT4EV、各種モデルに対応するeAxleシステムを展示した。スマートモビリティ分野では、より小型軽量な次世代ブレーキモジュールシステムを展示した。さらに、アフターマーケット分野における純正交換部品などの製品も展示された。(2023年6月11日付BoschのWechat公式アカウントより)

第20回上海国際自動車産業展覧会
-Boschは、4月18日から27日まで開催された第20回上海国際自動車産業展覧会 (上海オートショー2023) に出展し、スマートコックピット技術インタラクティブエクスペリエンス4.0、車両動的制御システム2.0、190kW水素パワーモジュール、同シャフト油冷モーターなどを展示した。炭化ケイ素一体型パワーエレクトロニクスモジュールなどの研究開発成果や、ディーゼルコモンレールインジェクター、後処理システム尿素ノズル、エンジンコントロールユニットなどの同社の中国自動車アフターマーケット向け交換部品も公開された。 同社とWeRideは、高度なインテリジェント運転機能、運転と駐車の統合機能、運転の安全性、快適性、照明などの基本的な運転支援機能を提供できる、共同開発したハイレベル・インテリジェント・ドライビング・ソリューションを共同展示した。(2023年4月14日付BoschのWechat公式アカウントより2023年4月19日付WeRideのWeChat公式アカウントに基づく)

2023海口新エネルギー車モーターショー
-Bosch (ボッシュ)は、2022年 (第5回) 海口国際新エネルギー車・コネクテッドカーモーターショー(2023海口新エネルギー車モーターショー)に先進技術・製品を出展すると発表した。燃料電池車(FCV)関連製品では、高出力の電動エアコンプレッサーや水素循環ポンプを初出展した。そのうち、電動エアコンプレッサーはすでに市場投入され、水素循環ポンプは現地生産を実現している。Boschはこのほか燃料電池スタック、パワーコントローラー、水素供給モジュール、センサーなどの中核部品や定格出力134kWの水素動力モジュール、200kWの燃料電池スタックのテストベッドを出展した。スマートコックピット分野では、現地の研究開発チームが開発した第2世代スマートコックピットドメインコントローラーを出展した。さらに、統合パワーブレーキ(IPB)、パワーエレクトロニクスコントローラー、電動ドライブアクスル、分離型モーター及び車載充配電ユニットなどの製品のような未来の電動スマートモビリティ向けの主要技術を展示した。(2023年1月6日BoschのWechat公式アカウントより)

自動車・高度交通技術イノベーション体験デー
-Bosch (ボッシュ)は、11月14、15日に中国で自動車のスマート技術イベントを開催すると発表した。スマートドライブ、電動化モビリティ、スマートコックピット、E/Eアーキテクチャなどの先進技術を出展する。スマートドライブ分野では、中国向けに開発したセンサー、コンピューティングプラットフォーム、クラウドサービスなどを含むフルスタック・スマートドライブ・システムソリューションのほか、レベル4以上の自動運転の要求を満たすCSERプラットフォームステアリングシステムを出展する。電動化モビリティ分野では、分散型トラクションコントロールシステム「dTCS」、車両惰性走行エネルギー回生トルク制御(eDTC)及び炭化ケイ素パワー半導体を出展する。スマートコックピット分野では、第2世代スマートコックピットドメインコントローラー及びコックピット駐車一体化ソリューションコントローラーを出展する。E/Eアーキテクチャ分野では、車載コンピューティングプラットフォーム、ゾーンコントローラー、車両ダイナミック制御(VDC2.0)などを出展する。(2022年11月13日付BoschのWechat公式アカウントより)

第5回中国国際輸入博覧会
-Bosch (ボッシュ)は、11月5日から10日まで上海で開催される第5回中国国際輸入博覧会(輸入博覧会)に出展すると発表した。スマートドライブソリューション、400kW燃料電池システムのテストベッド、電子制御油圧パワーステアリングシステム、燃料電池パワーコントローラー、横滑り防止装置ESP10などが出展される。そのうち、スマートドライブソリューションは世界初公開となる。これはBosch中国で中国市場に向けに専用開発された、フルスタックのドライブシステムソリューションである。センサー、コンピューティングプラットフォーム、アルゴリズムの活用、クラウドサービスなどの主要技術が用いられているほか、今後に向けた拡張可能性も備える。拡張可能なソフト/ハードウェアモジュールをベースに、高速道路、都市交通、自動駐車などの様々な運転シーンをカバーする。そのほか、第2世代コックピットドメインコントローラーも世界初出展となる。このコックピットコントローラーは、クアルコム(Qualcomm technologies)のSA8295チップを搭載し、最大で12のディスプレイおよび16のカメラをサポートすることができる。(2022年11月4日付BoschのWechat公式アカウントより)

第4回中国西部国際投資貿易商談会
-Bosch (ボッシュ)は、慶鈴汽車との合弁会社である博世氫動力系統(重慶)有限公司が水素動力モジュール製品を第4回中国西部国際投資貿易商談会に出展すると発表した。出展品の一つである「134kWhの水素動力モジュール」は高効率、大出力、高い環境性能、長寿命が特長。定格出力は134kWhであり、-30℃の低温でも始動が可能。また、Bosch開発の高速オイルフリー遠心式コンプレッサを組み合わせることで、エネルギー回生による動作が可能で、ピーク効率は63%に達する。この水素動力モジュールは物流、旅客輸送などに適用される。75kWhの水素動力モジュールは初代の70kWhの製品に比べ小型軽量で、ピーク効率が62%まで向上した。小型及び中型トラックに適用されるという。(2022年7月21日付BoschのWechat公式アカウントより)

海口国際新エネルギー車・コネクテッドカーモーターショー
-Bosch (ボッシュ)中国は、2022年(第4回)海口国際新エネルギー車・コネクテッドカーモーターショー(2022海口新エネルギー車モーターショー)に複数の製品を出展すると発表した。Boschが出展する製品は中大型商用車向けに設計した燃料電池システムソリューション、電動アスクル、パワー電子コントローラINVCON3U、車載充電配電ユニット、モータージェネレーター、電気自動車(EV)の熱管理システム、EV用CVTスチールベルト、インテリジェントコックピットドメインコントローラー、乗員モニタリングシステム、ステアリングバイワイヤシステム、コラム式パワーステアリングシステム、新型ブレーキシステム、第5世代ミリ波レーダーの改良版、第3世代多機能カメラ、第5世代ミリ波レーダー(商用車用)、第3世代多機能カメラ(商用車用)、水素燃料電池の150kWスタック試験台などが含まれる。(2022年1月6日付 Boschの公式Wechat1/2による)

新会社

-Bosch (ボッシュ)は、傘下のベンチャーキャピタルであるRobert Bosch Venture Capital GmbH (RBVC)が、広東金晟新能源股份有限公司(金晟新能)のシリーズB+投資ラウンドに参加したと発表した。金晟新能は駆動用バッテリーの総合リサイクルソリューションサプライヤーである。(2023年1月17日付BoschのWechat公式アカウントより)

-Bosch (ボッシュ)は、傘下のベンチャーキャピタルであるRobert Bosch Venture Capital GmbH(RCVC)が、Boschグループの専門技術投資プラットフォーム博原(上海)私募基金管理有限公司(博原資本)、北汽福田、北京億華通科技股份有限公司、深圳市福源智慧投資合伙企業と共同出資し、北京卡文新能源汽車有限公司(卡文汽車)を設立したと発表した。卡文汽車は電気自動車(EV)や水素燃料商用車及び関連のコア部品やシステムの開発、生産及び販売に注力する。さらに、コネクテッド、スマート物流、自動運転のようなドライブ・バイ・ワイヤやスマート運転技術を開発する計画だという。(2023年1月9日付BoschのWechat公式アカウントより)

-Bosch (ボッシュ)は、同社のベンチャーキャピタルであるRobert Bosch Venture Capital (RBVC)が蘇州易来科得科技有限公司(易来科得)に対してシリーズAラウンドで数千万元を出資したと発表した。易来科得は2019年に設立された企業で、バッテリーのデジタルツールやソリューションに焦点を当て、電池の設計、製造、運用のライフサイクル全体におけるソリューション開発に取り組んでいる。同社のリチウムイオン電池SaaSプラットフォームは、電池の開発プロセスを変革し、開発リードタイムを36カ月から6から8カ月に短縮し、研究開発費を50%削減させるという。(2022年8月8日付BoschのWechat公式アカウントより)

-CATLは、ボッシュオートモーティブアフターマーケットとの初のデュアルブランド認定新エネルギー車修理ステーションである重慶潤和新エネルギー自動車有限公司が正式にオープンしたと発表した。 デュアルブランド認定整備ステーションの敷地面積は約2,400平方メートルで、主に新エネルギー車の総合的かつ専門的な整備サービスを提供し、新エネルギー車のデジタル試験・整備技術の研究と実践に重点を置く。(2022年7月25日付CATLのWechat公式アカウントより)

研究開発体制

-上海 (Shanghai)、無錫 (Wuxi)、蘇州 (Suzhou)、重慶 (Chongqing) および長沙 (Changsha) の5カ所に研究開発センターを保有。中国には合計10000人の研究開発要員を保有。2022年には、中国での研究開発に100億元を投資。

テクニカルセンター

所在地 設立年 名称 業容
1.上海 1995年 聯合汽車電子有限公司技術中心
[United Automotive Electronic Systems Co., Ltd. Technology Center]
ガソリンエンジンシステムの研究開発
2.無錫 2005年 博世柴油技術中心
[Bosch Diesel Technology Center]
ディーゼルエンジンシステムの研究開発
3.蘇州 2005年 博世 (蘇州) 技術中心
[Bosch Suzhou Technology Center]
自動車電子技術及びブレーキシステムの研究開発
4.重慶 2006年 聯合汽車電子有限公司 (重慶) 技術中心
[United Automotive Electronic Systems Co., Ltd. Chongqing Technology Center]
ガソリンエンジンシステムのマッチング技術サポート等
5.長沙 2012年 博世 (長沙) 技術中心
[Bosch Changsha Technology Center]
電動システム、、スターターモーターの研究開発
6.保定 2015年 長城哈弗技術中心
[Great Wall Motor’s Haval R&D Center]
SUV
7.上海 2019年 博世未来(上海)技中心
[Bosch Digital Cabin R&D Center]
スマートキャビン関連製品
8.無錫 2020年 博世中国イノベーションおよびソフトウェア開発センター
[Bosch Innovation and Software Development Center]
組み込みソフトウェア、クラウドおよびIoTソリューション、人工知能、ビッグデータなど。
9.北京 2020年 清華大学-博世機械学習共同研究センター
[Tsinghua-Bosch Joint Research Center]
AI


試験センター

所在地 設立年 名称 業容
1.内モンゴル自治区
牙克石市
2007年 博世 (呼倫貝爾) 汽車測試技術中心有限公司
[Bosch (Hulunbeier) Automotive Winter Testing Co, Ltd.]
寒冷気候条件下でのABS、ESP、TCS等各種アクティブセーフティシステムの走行テスト
2.江蘇省連雲港市東海県 2010年 博世 (東海) 汽車測試技術中心有限公司
[Bosch (Donghai) Automotive Test & Technology Center Co., Ltd.]
ABS、ESPなどのセーフティ技術と製品の研究開発及び評価測定テスト

ご利用に関するお問い合わせ先

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〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
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