Aptiv (China) Investment Co., Ltd.[安波福(中国)投資有限公司] 2021年12月期の動向

受注

Human Horizons HiPhiX、GAC Trumpchi Empow
-Aptivは、Human Horizons HiPhiXおよびGAC Trumpchi Empowの先進運転支援システム(ADAS)にそれぞれ5R1Vおよび1R1Vソリューションを提供した。(2022年1月7日付プレスリリースより)

広州汽車 (GAC)に製品とソリューションを供給
-Aptivは、広州汽車 (GAC)初の新エネルギー車「Aion S」に高電圧・低電圧配電ソリューションを供給したと発表した。中国では電気自動車 (EV)購入に対する補助金や減税措置を延長し、排気ガス削減に取り組んでいる。Aptivの広範な高圧電化製品は、グローバル規模でEVの製造を可能にする幅広いソリューションを通じて、これらの取り組みをサポートする。Aptiv独自のサテライトアーキテクチャー・アプローチは上海汽車 (SAIC-GM)のビュイック「GL 8 Avenir」に採用された。上海汽車はAptivのサテライトアーキテクチャー・アプローチを採用している7社のうちの1つ。2020年、上海汽車は同技術を搭載する3モデルを発売予定。(2020年6月25日付プレスリリースより)
 

自動倉庫を建設、稼働を開始

-Aptiv傘下の安波福中央電気(上海)有限公司[Aptiv Electrical Centers (Shanghai) Co., Ltd.]の全自動倉庫が完成し運営を開始した。380台以上の産業用ロボットによる物流全体の自動化、またトレーサビリティ管理及び画像検査の100%自動化を行い、不良率において0.33ppmを目指すという。(2021年10月25日付プレスリリースより)

 

研究開発体制

名称 所在地 業務内容

安波福中国技術中心
[Aptiv China Technical Center]

上海市浦東外高橋保税区

-ソフトウェア及び電気系エンジニア400名余りを擁する。

-Aptivアクティブセーフティ事業部及びユーザーエクスペリエンス事業部のアジア太平洋地区における、研究開発拠点本部。VW、GM、長城、吉利、Volvo、広汽、長安などのOEMの中国市場における主要技術パートナーとなっている。

-統合型スマートコックピット、ADAS、衛星を活用したレベル2+の自動運転システム、インテリジェントネットワーク、車体コントローラーなどの製品を開発。

-2020年、Aptivは中国において以下のスマートコックピット、自動運転、コネクテッドソリューションを開発:

  • 上汽GM GL8向け統合型スマートコックピット及び衛星活用のレベル2+自動運転システム
  • 長城汽車向け統合型スマートコックピット、ADAS、イーサネットゲートウェイ
  • 広汽向け衛星活用のレベル2+自動運転システム及びドライバーモニタリングシステム。
安波福蘇州研発中心
[Aptiv Suzhou Technical Center]
蘇州工業園

-約400名のエンジニアを擁する。

-次世代自動車プラットフォーム向けアクティブセーフティ、インテリジェントネットワーク及びセーフティ、インフォテインメントシステム、ユーザーエクスペリエンスシステムの開発に注力。

-Aptivアクティブセーフティ事業部及びユーザーエクスペリエンス事業部のアジア太平洋地区における、三大R&Dセンターの一つ。エンジニアリング及び研究開発を行い、Aptiv中国R&Dセンターとともに中国市場向け統合型スマートコックピット、ADAS、レベル2+自動運転システム、インテリジェントネットワーク、車体コントローラーなどの製品を開発。同時に電気性能テスト、高温・低温試験室、EMC・カメラ性能試験などの自動車部品試験設備を備える。

-また、蘇州市政府や中国電信などと提携し5G共同開発実験室を設立。将来のモビリティにおけるインテリジェント化とデジタル化について研究を行っている。
安波福安亭技術中心
[Aptiv Anting Technical Center]
上海市嘉定区

-1200名余りのエンジニアを擁する。

-内燃機関車及び新エネルギー車用配電システム、コネクター、エレクトリカルセンター、高圧燃料ディストリビューションシステムなど各種電装品の設計に注力。

-配電システム設計、開発、テスト能力を備え、高速データケーブル、コネクター、エレクトリカルセンターなどを扱う。また、AKシリーズ高圧コネクター、高圧充電ガンPCBA、Qi規格ワイヤレス充電に関するグローバルR&Dセンターとしても機能。