グローバルトップ10メーカー生産予測(2022年第1四半期版)

2022年世界生産は7.1%増の8,250万台を予測、ウクライナ侵攻を受け前回より340万台を下方修正

2022/04/22

概要

※当予測レポートは、四半期ごとに最新版をリリースします。

・LMC Automotive社の2022年第1四半期時点のレポートによると、2022年のグローバルのライトビークル生産は前年比7.1%増の8,250万台と予測されている。2020年以降の生産を下押ししてきた新型コロナの感染拡大と半導体不足の状況に一定の改善が見られる中で、前年からの回復が見込まれている。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻の発生を受けて前回予測(2021年第4四半期時点)からは340万台の下方修正が加えられている。

・主要グループ別では、トヨタグループの世界生産は2022年に1,000万台強と予測されており、コロナ前に近い水準(対2019年比で約95%)が維持されると予測されている一方、2位VWグループ、3位Renault-日産-三菱グループについては紛争の影響が強い欧州地域の生産比率が高く、2022年の世界生産はともに2019年の水準をおよそ20%下回る水準にとどまると予測されている。

・世界全体の生産の本格的な回復は2023年以降が見込まれており、2023年に9,000万台、2024年に9,600万台が予測されている。

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