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Tesla Motors:計画を2年早めて2018年に50万台生産を目指す

巨大電池工場Gigafactoryでの生産も前倒し、パナソニックは4,000億円を調達しセルを生産

要約

既に40万台弱を受注したModel 3(写真:Tesla Motors)
既に40万台弱を受注したModel 3(写真:Tesla Motors)

 Tesla Motorsは、2015年秋にModel S派生のSUV Model Xを投入し、また両モデルに「Highway(日本の幹線国道)での自動運転システム」Autopilotを導入した。

 同社は、他に類を見ない積極策で拡大を続けている。2015年の世界販売は50,595台、2016年計画は8~9万台。従来は2020年に50万台生産するとしていた。

 しかし2017年後半に生産開始予定のベース車価格35,000ドルのModel 3は、2016年3月に発表後1週間で325,000台を受注し、50万台の達成時期を2018年に2年前倒しした。カリフォルニア州フリーモント工場の生産能力を倍増し、巨大電池工場Gigafactoryでの生産計画も2年間前倒しする。電池セル生産を担当するパナソニックは、2016年9月、社債発行で4,000億円を調達し、その大部分をGigafactoryの設備構築と生産に充てる見込み。

 2016年5月の第一四半期決算発表後に、Musk CEOはさらに計画を加速して、2020年に100万台生産を目指すとも発言している(内訳はModel SとModel Xの合計が10~15万台、残りはModel 3)。

 この急激な飛躍を目指す計画が、この通り達成されるかについては、危ぶむ見方も多い。その要因としては、Tesla Motorsに量産の実績がないこと、Tesla Motorsおよびサプライヤーが巨額の投資を必要とすること、などが挙げられている。

 


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