BMW i3 バッテリーシステム

リチウムイオンバッテリーのモジュール構造と冷却・暖機システム

2017/04/17

要約

 BMWの電気自動車 i3のリチウムイオン・バッテリーは、発売当初から設定されている21.8kW仕様に加え、2016年に33.3kWh仕様が追加され、2種のバッテリーが設定されている。これにより、欧州仕様では190kmだった航続距離が300kmと約1.5倍に拡大している。いずれも、同じサイズのバッテリーケースに収納され、キャビン下部に搭載されている。サプライヤーはサムスンSDIである。今回のレポートでは、発売当初から設定されている21.8kWh仕様のバッテリーシステムについて解説する。本レポートは、デトロイトに本拠地を置く車両ベンチマークのエンジニアリング会社Munro社の協力を得て、マークラインズが作成している。Munro社は、BMW i3をはじめ、各種車両の分解調査を行い、分析結果のレポートを提供している。Munro社レポートは全ての部品について、重量・寸法など詳細スペック、コスト分析を行っており、詳しい情報をご希望の方は、下記へお問い合わせください。

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