「MPS-RYUJIN」は粒子法をベースに独自の機能を組込み、操作性と作業効率に優れた流体解析ソフトウェアです。

メッシュベースの流体解析手法では、激しい変化の伴う自由表面（水面等）が含まれる流れの再現が非常に困難でした。
「粒子法」は流体を粒子で表現することにより、自由表面のある流れを得意とした近年注目されている次世代型流体解析手法です。

●メッシュ作成不要
従来手法のボトルネックであったメッシュ作成工数が不要なため、設計者のリードタイム短縮、作成者によるばらつきの軽減等の設計者ベースでの解析手法です。

●熱流体解析の実現
温度によって物性値が変わるような問題にも適用可能です。
冷気始動時のギアオイル等、低温では粘性が高く、かつギアや軸受け部の摩擦熱による温度上昇により粘度が低下するような問題も時系列で解析可能です。
理想条件や特定条件だけはなく、その状態に至る過程もシミュレーションすることが可能になります。
また、構造との熱の受け渡しもできるため、機器の冷却や伝熱・加熱といった現象も再現可能。
従来困難だったギア・軸受け部の流体飛沫による冷却現象といったシミュレーションも容易です。

●大規模領域におけるクラスタによる並列化
自動車のエンジンルーム内や電子機器の筐体内の熱流体解析など、年々計算領域が大規模化・詳細化している問題に対し大幅な計算時間の短縮が可能です。
設計業務において従来あきらめていた複雑な現象も詳細に表現できます。

●構造物への圧力表示
自動車のボディなど、「洗浄」は水が対象物へ十分に行き渡っているかどうかが重要です。
「構造物への圧力表示」機能により、シャワーノズルなどの噴出口位置や流出速度をパラメータとして与えることで、最適化を図ることができます。

◆用途
・トルクコンバータ内部のオイルの流れ
・エキゾーストマニフォールド内の水滴吹き飛ばし
・冷却管の構造評価
・塗装の塗料流れ
・ナット内の切粉洗浄
・車体洗浄
・複数ギアのオイル攪拌
・ファイナルドライブのオイル攪拌
・タンク内のスロッシング解析
http://www.ftr.co.jp/n/jirei/0101_3_fr.html

◆実績
自動車メーカー、部品メーカーを中心に幅広い実績があります。
詳しくはお問い合わせ下さい。

当ソフトの詳細はこちら
http://www.ftr.co.jp/n/products/products_ryujin_fr.html