NOK株式会社 2009年3月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2009年 3月期 |
2008年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 466,694 | 526,331 | (11.3) | - |
営業利益 | 7,441 | 42,465 | (82.5) | - |
経常利益 | 6,174 | 44,812 | (86.2) | - |
当期純利益 | 652 | 25,843 | (97.5) | - |
シール事業製品部門 | ||||
売上高 | 249,910 | 288,153 | (13.3) | -年度後半より世界規模で新車需要が落ち込んだため、自動車向けの販売が大幅に減少。 |
営業利益 | 4,268 | 25,956 | (83.6) |
開発動向
研究開発費 | (単位:百万円) |
2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
全社 | 7,952 | 9,149 | 8,001 |
シール事業 | 6,456 | 7,600 | 5,616 |
研究開発体制
-Freudenberg とNOK Corporationの合弁会社Freudenberg Mektec Europa GmbHは、2008年内にWeinheim Technology Parkの一角に建設中の技術開発センターに移転する。同センターでは主に自動車市場などに供給するフレキシブル配線基板(PCB)の開発、プロトタイプ生産、テスト量産を行う。(2008年7月29日付プレスリリースより)
シール事業
-オイルシールにおいて従来の密封性を維持し、摩擦力低減を狙った低摩擦シールを開発し、自動車用として市場投入。
-車両総合制御(速度制御等)用の、磁気ゴムを利用したエンコーダ付きシールについては一部製品化に至り、さらなる高精度着磁化、高機能(マルチタスク)エンコーダーの開発を推進。
-自動車用燃料電池部品に関しては、セルシール、加湿膜モジュール、ガス拡散層(カーボン不織布)を中心に開発を推進し、実機評価から実車評価の段階に進んでいる。
技術提携契約(2009年3月現在)
相手先 | 国名 | 内容 | 契約日 |
Freudenberg | ドイツ | オイルシール、Oリング等のシール製品およびそれに関連する技術の導入・供与 | 2009年1月1日 |
設備投資
設備投資額 | (単位:百万円) |
2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
全社 | 57,463 | 60,881 | 49,973 |
シール事業 | 35,118 | 38,986 | 26,120 |
シール事業
国内:福島事業場の建て替え整備。
海外:タイNOK Co., Ltd.を中心に設備投資を実施。
-2008年11月、700億円を予定していた設備投資を下期の対象案件で約100億円減額し600億円程度にとどめると発表。耐震補強の必要などで前期から継続している福島事業場(福島県二本松市)の建て替えを除き、国内・アジアでの増産投資はすべて見送る。(2008年11月27日付日刊自動車新聞より)
設備の新設・改修(2009年3月現在)
会社名 事業所名 (所在地) |
設備内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手 | 完了予定 |
NOK 福島事業場 (福島県福島市) |
オイルシール製品製造工場 | 10,700 | 2008年 4月 |
2009年 7月 |