MANN+HUMMEL GmbH 2011年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ユーロ)
  2011年12月期 2010年12月期 増減率(%) 要因
全社売上高 2,473.3  2,180.0 13.5 1)
EBIT 141.6 149.2 (5.1) -

要因
1)
-売上高は前年比13.5%増の2,473.3百万ユーロ。主要因は、多くの新製品立ち上げに成功したこと、さらに同社にとって重要な地域の経済が良好に推移したことの2つとしている。

受賞

-Bosch Groupより「Bosch Supplier Award」を「Mechanics and Resale Goods」カテゴリーで受賞したと発表。同社がこの賞を受賞するのは、今回で2度目となる。(2011年7月20日付プレスリリースより)

開発動向

製品開発

ウォーターセパレーター
-3段式ウォーターセパレーターを新開発。直径が人間の毛髪の10分の1程度の水滴を分離することが可能。このウォーターセパレーターは、コモンレール式ディーゼル噴射システムの燃料システムの一部を構成している。(2011年9月2日付プレスリリースより)

空気・排気混合器
-ディーゼルエンジン向けの空気・排気混合器を開発。欧州排出ガス基準「Euro 6」達成に貢献するもの。この混合器は、排ガス再循環(EGR)システムの一部で、低圧で作動する。同社は、Renault向けに低圧空気・排気混合器の量産を開始している。(2011年9月2日付プレスリリースより)

電子制御式熱管理バルブ
-同社が新たに開発した電子制御式熱管理バルブ(長さ17.5センチ)は、1kmあたり2~3gのCO2排出を削減することに成功した。冷却ユニット、暖房システム、エンジンなどの組み合わせに応じて、最大3つの水冷却回路を単独で調整する。(2011年9月2日付プレスリリースより)

プラスチック製タイミングケースカバー
-プラスチック製タイミングケースカバーを開発した。金属製に比べて軽量で廉価、複雑な形状にも設計が可能。エンジンベアリング、オイルフィルター、オイルクーラーなど、異なる部品を1つのシステムに統合することができる。この統合により使用する部品の量を減らし、軽量化を実現した。(2011年9月2日付 プレスリリースより)

防音フィルター
-省スペース型の防音フィルターを新開発した。このフィルターはインテークマニホールドの断面を調節することで、最適量の空気がエンジンに常時供給される。 また、このフィルターにより、エンジンルームでレゾネーターが占める2.5L分の省スペースが可能となる。(2011年3月17日付プレスリリースより)

設備投資

設備投資額

(単位:百万ユーロ)
  2011年12月期 2010年12月期 2009年12月期
合計 (有形固定資産) 109 71 62

国内投資

-インテークマニホールドの新規受注に対応するため、約7.2百万ユーロを投じてドイツのSonneberg工場を拡張すると発表。既存の生産棟を約1,100平方メートル拡張するほか、1,100平方メートル超の付属施設を建設する。拡張は2012年第1四半期に完了する見込み。(2011年11月18日付プレスリリースより)

海外投資

<米国>
-米国テネシー州のDunlapにOEM部品のサテライト工場を新設すると発表した。投資額は15百万米ドル。2013年末までに従業員150名を雇用する計画。(2011年12月22日付プレスリリースより)