Woodbridge Foam Corporation 2011年12月期までの動向

ハイライト

合弁事業

-2011年、同社とSumma Groupは、メキシコLeonに合弁会社を設立すると発表した。新会社DuraLite Formed Plasticsは既存の合弁会社に隣接して建設され、発泡ポリプロピレン (EPP) 成形製品および発泡ポリスチレン (EPS) 製品を生産する。2012年はじめに生産が開始される見込み。新会社が生産する自動車用製品には、シートフレーム「StructureLite」、NVH騒音制御製品「WhisperTech」、衝突荷重制御製品「EnerFlex」などが含まれる。(2011年8月5日付プレスリリースより)

-2011年、同社と無錫吉興汽車部件有限公司は、中国に合弁会社を設立することで合意したと発表。新会社「Wuxi Woodbridge Jixing Advanced Polymer Technology Co, Ltd.」では、半硬質スラブフォームおよびラミネートボードを生産する。これらの製品は「StrataLiner NET」などのヘッドライナーやNVH製品に使用される。(2011年7月15日付プレスリリースより)

事業再編

-2011年、Recticelとの合弁会社でドイツに本拠を置くProseatは、Johnson Controls (JCI) との合弁会社JP Foam Manufacturingの株式35%をJCIに売却すると発表。JP Foam Manufacturingは、ポーランド・Zory工場とスロバキア・Lucenec工場の2拠点を保有し、自動車用フォームシートクッションを生産。Ford、Fiat、Mercedes-Benz、起亜などの東欧拠点に供給している。今回の株式売却により、JP Foam ManufacturingはJCIの完全子会社となる。(2011年12月7日付プレスリリースより)

工場閉鎖

-2011年1月、Proseatは、ベルギーのHulshout工場を閉鎖する意向を発表した。フォームクッションを生産する同工場は、GMのAntwerp工場とFordのGenk工場向けの生産拠点。GMが同工場を閉鎖したのに加えて、Ford向けのフォームクッションを含むシートの供給契約をLear Corporationが受注。それが今回の閉鎖決定に繋がった。(2011年1月14日付プレスリリースより)

受注

-2010年1月、デトロイトモーターショーで公開された複数のモデルに、騒音制御発泡体「WhisperTech」を供給している。これを使用すると、自動車の騒音特性をより狙った形に調整することが出来る。(2010年1月19日付プレスリリースより)

開発動向

技術提携

-2011年現在、同社は3社と技術提携を結んでいる。
    • 現代自動車 (Hyundai Motor Company) (韓国)
    • MOBICA (エジプト)
    • Toscana Gomma Spa (イタリア)

技術供与契約

-2010年11月、イタリアのポリウレタンフォームメーカーToscana Gommaからインテグラルスキンに関する技術供与を受けることで合意した。Toscana Gommaの技術を用い、同社はDecoSkinの商品名でグリップハンドル、ヘッドレスト、アームレスト、ステアリングホイールなどを生産する。(2010年11月29日付プレスリリースより)