Cooper-Standard Holdings, Inc. 2012年12月期の動向

ハイライト

業績

 (単位:百万ドル)
  2012年12月期 2011年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 2,880.9 2,853.5 1.0 1)
営業利益  103.3 125.2 (17.5) -

要因

1)
-2012年12月期の売上高は前年比1.0%減少。北米での販売数量の増加、USi, Inc.の買収 (2011年3月)、投資ファンドであるFMEAとの合弁事業 (2011年5月) が寄与する一方、為替差損の発生や海外での販売数量の落ち込みが足を引っ張った。

企業買収

-2012年9月13日、西川ゴムは米完全子会社「ニシカワ・オブ・アメリカ (NOA) 」が20%を出資する「クーパー・スタンダード・オートモーティブ・メキシコ (CSM) 」の持分を、合弁先であるクーパー・スタンダード・オートモーティブ (CSA) に譲渡すると発表した。昨年11月にNOAが設立した「ニシカワ・クーパー・メキシコ (NCM) 」の中南米圏における基盤確立にめどが立ったため。譲渡日は10月1日の予定で、これにより西川ゴムは連結ベースで約1600万円の特別利益が発生するとしている。CSMは1995年に設立、現在はCSAが80%を、NOAが20%を出資する。また、NCMでは現在、NOAが100%を出資しているが、量産を開始する来年をめどにCSAが20%を出資する予定で、西川ゴムとCSAのアライアンス関係は維持する。 (2012年9月14日付日刊自動車新聞より)

-2012年、米国ミシガン州を本拠とするEDC Automotive LLCを買収したと発表。EDC Automotiveの自動車用サーマルマネジメントシステムや関連製品の開発・試験能力に関する特許、知的所有権および資産を取得した。なお、買収金額等は非公開とされている。 (2012年4月3日付プレスリリースより)

-2012年1月1日付けで、イタリアの自動車部品メーカーSigit S.p.A.より自動車用シール事業を買収したと発表。買収した事業は、イタリアChivassoおよびポーランドSkoczowに主な生産拠点を置く。なお、Sigitの納入先はFiat、Ford、GM、Renault、Volkswagenなど多数のカーメーカーのほか、デンソーJohnson ControlsLearTRWなどのティア1サプライヤーも対象となる。 (2012年1月10日付プレスリリースより)

受賞

-2012年、カナダ・オンタリオ州のGeorgetown拠点およびMitchell拠点、米国・ミシガン州のGaylord拠点が、GMより2012年度「Supplier Quality Excellence Award」を受賞したと発表。Georgetown工場とGaylord工場では、ボディサイドモールディング、グラスラン、ドアシール、内装トリムなど自動車用シーリングシステムを生産している。また、Mitchell工場では、エンジンマウント、ブッシュ、デフマウント、クレイドルマウントなど防振部品の開発を行っている。 (2012年12月17日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発費

 (単位:百万ドル)
  2012年12月期 2011年12月期 2010年12月期
合計 94.2 83.9 68.8

研究開発体制

-全世界に9カ所の設計、エンジニアリングおよび管理の設備を持ち、顧客のサイトに派遣されているものも含め615人の研究開発員がいる。また、製造技術や品質に改善に、シックス・シグマその他の技法を使った設計を用いている。

設備投資

設備投資額

 (単位:百万ドル)
  2012年2月期 2011年12月期 2010年12月期
北米 58.3 41.8 30.3
北米以外 65.8 57.2 40.9
その他 3.9 9.3 6.1
合計 128.0 108.3 77.3