Stoneridge, Inc. 2011年12月期までの動向

ハイライト

近年の動向

企業買収

-2009年10月、Bolton Conductive Systems LLC (BCS) の株式51%取得を発表。BCSは米国ミシガン州に本社を置く、軍事および自動車産業向け電子システムメーカー。 (2009年10月13日プレスリリースより)

受注

-2011年4月、米国トラックメーカーNavistarからエレクトロニクス製品を受注したと発表。生産はメキシコSaltillo近郊のRamos Arizpe新工場で行う。面積約145,000平方フィートの同工場で、2011年8月よりワイヤーおよびインストパネルの生産を開始する計画。(2011年4月25日付プレスリリースより)

-2011年、欧州大手商用車メーカーからテレマティクスシステムを受注。同社の欧州部門とPTSのブラジル部門で生産。

-2011年、排気ガス温度センサーの受注を、北米大手自動車メーカーを含め多数獲得。

-2011年、アジア・太平洋事業において、17百万ドルの新規受注を獲得。前年の受注と併せると40百万ドル以上であり、アジア市場において潜在的な成長要因があると見込まれるため、同社は同地域においてエレクトロニクス製品とセンサーの開発に注力していく。

-2006年6月、北米の商用車市場向けで2件目のインストパネルASSYを大口受注。このプログラムがフル稼働した場合、年間40百万ドルの業績寄与が見込まれる。加えて、同社では、排気制御向上のベーパーブロッキングバルブ、コイル、センサー、パワートレイン用のアクチュエーターおよびセンサー、オフハイウェイ向けでは高圧ロータリーポジションセンサーなどの新規受注を獲得。

合弁企業

-2011年4月、インドにおけるMinda Groupとの合弁事業契約を修正したと発表。今後、この合弁会社ではStoneridgeブランドのセンサー事業を新たに行う。第一段階として、各種スピードセンサー、低・中温センサー、ポジションセンサー、レベルセンサーの生産・販売を行う計画。(2011年4月19日付プレスリリースより)

事業再編

-2008年5月、ブラジルの合弁会社「PST Industria Eletronica da Amazonia Ltda. (PST)」が上場取消を申請したと発表。PSTは、2007年10月、ブラジル証券取引所 (Comissao de Valores Mobiliarios) に上場。今回の上場取消申請は、世界的な信用不安や株式市場の不安定さが要因。同社では、昨今の信用不安が払拭され、株価が安定化すれば、08年後半にもPSTの再上場について検討する意向。

-2007年、欧州地域での大幅な受注減に対応する目的で、欧州制御機器工場の生産中止を決定。販売を続行する制御機器は、エレクトロニクス部門の生産工場に移転して引き続き生産される。

開発動向

研究開発体制

-開発は主に各拠点ベースで行い、マサチューセッツ州Canton、オハイオ州Lexington、スウェーデンStockholm、インドPune、ブラジルManausおよびSao Pauloの技術グループが補完。

-2010年、中国市場での発展を見据え、上海に製品開発センターを開設。

製品開発

-2006年に発表した主要製品は以下の通り:
  • 排気の監視および制御機能を向上する高温排気ガスセンサー
  • アンチロックブレーキシステムのパッシブスピードセンサーを代替するアクティブスピードセンサー。制御性、感応性、ならびに燃費効率を向上。

設備投資

海外投資

<中国>
-2011年、アジア・太平洋市場の需要増加に対応するため、2012年に中国江蘇省蘇州市の拠点を拡張すると発表。

-2010年3月、中国の上海に開発・販売機能を備えた新拠点を開設。中国を含むアジア・太平洋地域向けに車載エレクトロニクスの開発を行う。 同社は江蘇省蘇州市に生産拠点を保有している。車載用スイッチ、センサーを生産しており、2010年からはワイヤーの生産も行う予定。 (2010年3月12日付プレスリリースより)

-2006年1月、中国の蘇州に新子会社のStoneridge Asia Pacific Electronics (Suzhou) Co., Ltd.を設立。生産は第3四半期開始の予定。自動車および商用車市場向けにセンサー、スイッチ、電子機器やその他関連するメカトロ製品の設計・製造に注力する。