Maxion Wheels 2014年までの動向
新工場
-2014年、ブラジルのLimeiraに小型車用のアルミホイール工場を建設すると発表。既存のスチールホイール工場と同じ敷地内に建設する。初年度の年産能力は80万ユニットで、最終的には年間200万ユニットとなる見込み。新たに500名の従業員を雇用し、2015年下期に生産を開始する予定。同社はまた、Santo Andreにある自動車用アルミホイール工場も拡張する。増加する国内需要に対応するため、同工場の生産能力を1.5倍超に引き上げる計画。(2014年7月25日付プレスリリースより)
Iochpe-Maxionによる同社買収
-2012年、Hayes Lemmerzは、ブラジルのホイール・シャシーメーカーIochpe-Maxion S.A.の北米子会社Iochpe Holdings, LLCが、同社の買収を完了したと発表。これによりIochpe-MaxionとHayes Lemmerzのホイール事業が統合され、米国のミシガン州NorthvilleにMaxion Wheelsが設立。新会社は12カ国に生産拠点を保有する。(2012年2月1日付プレスリリースより)
主な受注
-2011年1月、同社のパウダーコート軽量スチールホイールがWabash National Corporationのトレーラーに標準装備されると発表した。Wabash Nationalは、米国インディアナ州Lafayetteを本拠とし、平台トレーラー、ドロップデッキトレーラーなどセミトレーラーを生産している。 (2011年1月24日付プレスリリースより)
特許
-2012年5月、新たなクラッド材 (ホイールカバー) で特許を取得したと発表。特許番号は8162406。このクラッド材は、形状を調整するプラスチックと、高輝度クロムめっきのステンレス鋼を組み合わせたもの。形状の向上により、低価格のドロップセンター型ホイールへの装着が可能になりコスト効率がアップする。(2012年5月9日付プレスリリースより)
受賞
-2014年5月、Fordより「2013 World Excellence Award」を受賞したと発表。(2014年5月27日付プレスリリースより)
-2013年5月、ドイツのKonigswinter拠点がFordより「Silver World Excellence Award」を受賞したと発表。2012年、同拠点が高品質な製品の納入に貢献したことが評価されたもの。(2013年5月31日付プレスリリースより)
-2013年5月、ブラジル拠点がFiatより金属素材およびパワートレインの分野で「Qualitas Award」を受賞したと発表。(2013年5月20日付プレスリリースより)
-2013年5月、Fiat-Chryslerより「Special Recognition for Performance」を受賞したと発表。 (2013年5月20日付プレスリリースより)
-2012年10月、ドイツのKonigswinter拠点がVolvoより「Quality Through Excellence Award (VQE Award)」を受賞したと発表。(2012年10月11日付プレスリリースより)
-2012年9月、スペインManresa に位置する同社の生産工場が2011年7月1日から1年間の実績に関して、GMより「Supplier Quality Excellence Award」を受賞したと発表。Manresa工場は、MaxionのEAAP部門に属している。(2012年9月7日付プレスリリースより)
-2011年12月、Wabash Nationalより「2011 Supply Chain Leadership and Performance Pinnacle Supplier Award」を受賞したと発表。同社のパウダーコート軽量スチールホイールは、Wabash Nationalのトレーラーに標準装着されている。(2011年12月13日付プレスリリースより)
-2009年7月、Daimler Trucks North America LLCから「2008 Masters of Quality Award」を受賞。米国オハイオ州のAkron工場が対象。(2009年7月22日付プレスリリースより)
事業再編
-2010年1月、スペインのバルセロナにあるアルミ工場を閉鎖すると発表した。これは、市場環境に合わせて生産能力の再編を行い、コストの削減を進めるという同社の方針の一環。工場の従業員数は約140人で、スペイン市場向けにアルミホイールを生産している。顧客も今回の閉鎖に理解を示していて、同社では工場の生産を他の工場に移管することにしている。(2010年1月14日付プレスリリースより)
米連邦破産法11条下での会社再建
-2009年12月、米国連邦破産法11条の保護下から脱却したと発表。同社は2009年5月、破産法の適用を自主申請していた。(2009年12月21日付プレスリリースより)
研究開発費 |
(単位:百万米ドル) |
2010年1月期 | 2009年1月期 | 2008年1月期 | |
全社 | 以降N.A. | 12.4 | 9.6 |
設備投資額 |
(単位:百万米ドル) |
2010年1月期 | 2009年1月期 | 2008年1月期 | |
自動車ホイール | 以降N.A. | 77.6 | 91.6 |
その他部品 | 2.6 | 10.8 | |
合計 | 80.2 | 102.4 |
海外投資
<インド>
-2010年、Kalyani Hayes Lemmerzはインドに乗用車用スチールホイール工場を開設した。同社はHayes Lemmerz International (米国) とKalyani Group (インド) の合弁会社。ホイール年産能力200万個のうち170万個分を受注済み。納入先はFIAT、Tata Motors、Mahindra & Mahindra、VW India、VW USA、VW Mexico、VW China、Ford India、Renault Nissan India。(2010年11月23日付プレスリリースより)
-2010年11月、インドのPuneに乗用車用スチールホイールの生産拠点を開設する。同社にとってアジア初の乗用車用スチールホイール工場となる。開設当初の年産能力は2百万個だが、まもなく4百万個に拡大する見込み。この工場からTata、Volkswagen、Renault、Fordなどに納入する。(2010年9月22日付プレスリリースより)
各種データ
-グローバル従業員数は約1万人。
部門別売上構成 |
(単位:百万米ドル) |
2010年1月期 | 2009年1月期 | 2008年1月期 | |
売上高 | 以降N.A. | 1,904.3 | 2,126.7 |
-自動車ホイール | 1,848.4 | 2,051.9 | |
-その他製品 | 55.9 | 74.8 | |
営業利益 | (252.3) | (38.7) | |
-自動車ホイール | (262.3) | 36.7 | |
-その他製品 | 10.0 | (75.4) |
地域別売上構成 |
(単位:百万米ドル) |
2010年1月期 | 2009年1月期 | 2008年1月期 | |
ドイツ | 以降N.A. | 346.0 | 355.5 |
米国 | 339.1 | 435.6 | |
ブラジル | 274.8 | 241.2 | |
チェコ | 213.9 | 239.7 | |
トルコ | 207.9 | 201.6 | |
その他 | 522.6 | 653.1 | |
合計 | 1,904.3 | 2,126.7 |