原田工業 (株) 2013年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2013年 3月期 |
2012年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 29,935 | 21,727 | 37.8 | -欧州を除く自動車生産台数の増加および拡販活動。 -日本アンテナ株式会社から自動車用アンテナ事業および海外子会社を譲り受けたこと。 |
営業利益 | 342 | 1,070 | (68.0) | -事業譲り受けに伴う一時的な費用、並びに物流費の増加および労務経費の急騰など。 |
経常利益 | 590 | 1,021 | (42.2) | |
当期純利益 | 977 | 1,234 | (20.8) | - |
事業買収
-2013年3月期において、日本アンテナ株式会社の車載用アンテナ事業および海外拠点の譲り受けを実施した。この譲り受けにより、主要日系自動車メーカーとのより一層の強固な関係構築が実現したことに伴い、車載用アンテナビジネス分野に経営資源を集中的に投下する計画。新長期ビジョン「HARADA NEXSTAGE 19」 (2014年3月期 -2019年3月期)
目標 | 施策 |
(1) 競争の優位性の強化 | |
1. 製品力強化 | -コスト競争力の強化と、コスト競争力を念頭に置いた新製品の開発および既存製品の改良。 -適正な品質の確保と、最適なサプライチェーンの構築。 |
2. サービス提供能力の強化 | -情報収集・分析能力向上、調査・企画能力強化。 |
(2) 最適な企業基盤の確立 | |
1. 組織力強化 | -本社機能の再編によりグループの連携を強化。 |
2. HARADAブランドの確立 | -「世界で唯一グローバルネットワークを持つ車載アンテナ専業メーカー」としてのブランド確立。 |
3. グループ経営の実践によるグループシナジーの追求 | -本社機能の一層の強化およびグループ各社の役割の明確化。 |
-新長期ビジョン「HARADA NEXSTAGE 19」における財務数値達成目標 |
2019年3月期 | |
売上高 | 400億円以上 |
売上高営業利益率 | 10.0%以上 |
>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)
2014年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2014年3月期 (見通し) |
2013年3月期 (実績) |
増減 (%) | |
売上高 | 31,000 | 29,935 | 3.6 |
営業利益 | 700 | 342 | 104.7 |
経常利益 | 600 | 590 | 1.7 |
当期純利益 | 400 | 977 | (59.1) |
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2013年3月期 | 2012年3月期 | 2011年3月期 | |
全社 | 1,626 | 925 | 919 |
研究開発拠点
-日本、英国、米国、中国 (上海) の4拠点。研究開発活動
次世代アンテナ-次世代アンテナ分野では、アンテナの統合、無突起化がさらに進む見込みであることから、衛星ラジオ車載アンテナやテレマティクスサービス用複合多機能アンテナを車のボディ内へ搭載するシステムの開発に着手。
基礎研究開発
-未来型アンテナ構想の開発に着手。将来に向けた「デジタルマルチメディアの受信性能向上」、「車内LANの構築」、「大容量通信のための小型複合アンテナの実現」が可能になる。
将来型アンテナの開発
-「大容量高速通信サービスの自動車・移動体への活用」を目標とする開発を推進。
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2013年3月期 | 2012年3月期 | 2011年3月期 | |
全社 | 643 | 636 | 502 |
地域別投資内訳 |
(単位:百万円) |
地域 | 投資額 | 投資内容 |
日本 | 178 | 自動車関連機器および通信関連機器の生産設備、研究開発設備等。 |
アジア | 320 | 自動車関連機器の生産設備等。 |
北中米 |
134 | 自動車関連機器の生産設備、研究開発設備等。 |
欧州 | 11 | 自動車関連機器の研究開発設備等。 |