(株) ユーシン 2015年11月期の動向

業績

(単位:百万円)
2015年
11月期
2014年
11月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 164,229 155,985 5.3 -自動車部門の国内拠点および中国・米国・メキシコ等の海外拠点において、生産・販売が好調に推移した。
営業利益 4,715 3,075 53.3 -自動車部門の国内拠点および中国・米国・メキシコ等の海外拠点において、生産・販売が好調に推移した。
経常利益 2,176 1,057 105.9 -
当期純利益 226 (433) - -
自動車部門
売上高 141,366 132,459 6.7 -日本・中国等が堅調に推移。
-タイでは経済活動が回復傾向。
営業利益 4,780 3,690 29.5 -前年度より稼働したメキシコ工場では生産販売が順調に増加。

2016年11月期の見通し

-2016年11月期の売上高を1,600億円と予測。同営業利益は、50億円。

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

研究開発費

(単位:百万円)
2015年11月期 2014年11月期 2013年11月期
全社 6,435 6,080 4,333
売上高比 (%) 3.9 3.9 4.0
研究開発人員 (名) 487 478 471

研究開発体制

-日本国内において、広島、浜松、埼玉に開発拠点を保有。
-中国、ドイツ、米国、インドの各R&Dセンターと共に、世界各地における顧客の要求に迅速に対応する体制を構築。

研究開発活動

リアゲート用パワークロージャーシステム
-静音化と軽量化を狙ったCSD (Compact Spindle Drive) を開発。大型車両を除いては、片側のみモーターを内蔵し、もう一方はスプリングのみでリアゲートの開閉を可能にした。

-ステップゲート:ユーザーが近づくと路面にスポットライトを照射し、それを踏むことによりハンズフリーでリアゲートの開閉操作が可能。

-ドアエッジプロテクター:サイドドアを開くと内側からプロテクターが飛び出して、ドアの端面を保護。隣に駐車した車両への傷つけなどを防止。

ドアラッチ、キーセット、電動ステアリングロック
-金属部品が多用されているドアラッチ、キーセット、電動ステアリングロックの軽量化開発を実施。また、動作時の音や振動を低減し、操作性を向上させるための技術開発を推進。

ドアハンドル
-車両衝突時の衝撃によるドアの開放を防止する機構を開発。

ヒーターコントロール、スイッチ
-外観と操作感の向上を目指した技術開発を継続。

設備投資額

(単位:百万円)
2015年11月期 2014年11月期 2013年11月期
全社 6,447 7,666 10,351
-自動車部門 6,207 7,444 9,821


-2015年11月期、自動車部門は主に生産用の金型、機械設備等に関する設備投資を実施。

海外投資

<中国>
-2015年12月、取締役会で中国に新たな子会社を設立すると発表。2016年2月に新会社を立ち上げ、自動車向けキーセットなどの製造・販売を手がける。現在稼働している中国工場 (江蘇省無錫市) の移転拡大を目的としたもので、無錫市内で新工場の建設を進める。中国・江蘇省に「有信制造 (無錫) 有限公司」 (仮称) [U-Shin Manufacturing (Wuxi) Co., Ltd.] を設立する。資本金は3千万ドル (約36億円) で、ユーシンが全額を出資。 (2015年12月25日付日刊自動車新聞より)

設備の新設

(2015年11月30日現在)
会社名
事業所名
(所在地)
内容 予定金額
(百万元)
着手 完了
有信制造 (無錫) 有限公司
[U-Shin Manufacturing (Wuxi) Co., Ltd.]
(中国 江蘇省)
工場の新設 204 2016.10 2017.09