(株) トープラ 2010年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2010年 3月期 |
2009年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
売上高 | 25,776 | 27,656 | (6.8) | -自動車販売台数が、中国・インドなどの新興国で伸びたものの、従来の大きな市場である日米欧で本格的な需要回復に至らなかったため。 |
営業利益 | 380 | (519) | - | -人件費や経費の大幅な削減、設備投資の抑制などコスト低減の諸施策を実施した。 |
経常利益 | 259 | (736) | - | |
当期純利益 | 388 | (795) | - |
開発動向
研究開発体制
-商品開発・加工基礎技術開発及び評価技術開発を開発本部(設計開発部)にて実施し、また生産技術及び製造技術開発を技術本部(生産技術部)及び子会社の製造技術部門で推進。グループ全体で22名。-2010年3月期のグループ全体の研究開発費は296百万円。
-筆頭株主である日本発条(株)とも密接な連携・協力関係を保ち、先進技術の研究開発を効果的に推進。
開発内容
-最適な締結構造を実現するために、要素技術である新素材の適用開発やねじの設計及び加工技術及び信頼性評価技術の開発を通し、高強度・高靭性・高耐食性ボルトや高張力鋼板用タッピンねじ等の顧客への提案により、締結構造の小型・軽量化の開発を共同で進めている。-新材料開発を通した、材料の統合化及び製品仕様の見直し統合による品種削減と標準化により、生産効率の向上に設計面から注力。
-締結特性の安定化やねじの多機能化により、締結部材の製造工程削減や作業の効率化及び組み付けエラー防止機能の追加等により、締結のトータルコスト削減を目指す商品開発。
-情報通信及びデジタル家電などの部品に適したねじ開発と締結構造の調査研究。
-地球環境の保全を理念に環境負荷物質を含まない製品開発ならびに製造工程の確立に取り組み、6価クロムフリー及びノンクロム表面処理の量産対応と、地球温暖化防止に向けた自動車の排ガスや軽量化へ開発商品の展開を図り、更なる技術開発に注力。
技術受入
(2010年3月31日現在)
相手先 | 国名 | 契約品目 | 契約内容 | 契約期間 |
Conti Fasteners | スイス | タップタイト | -商標権の使用権の設定 -製造権又は販売権の許諾 -技術情報の提供 |
2010年1月1日 - 2010年12月31日 |
Acument Gloval Technologies | オランダ | トルクスプラス | -商標権の使用権の設定 -造権又は販売権の許諾 -技術情報の提供 |
1994年1月15日 - 2011年12月31日 |
設備投資
設備投資額
-2010年3月期の設備投資総額は328百万円。主に工場建屋の増築、ねじ生産機械設備の更新、合理化を目的とする。設備の新設計画
(2010年3月31日現在)
会社名/事業所名 | 所在地 | 投資予定金額 (百万円) |
着手 | 完了予定 |
(株)トープラ 秦野事業所 | 神奈川県秦野市 | 476 | 2010年4月 | 2011年3月 |
(株)トープラ 東海事業所 | 静岡県御前崎市 | 93 | 2010年4月 | 2011年3月 |
(株)トープラ 大阪事業所 | 大阪府交野市 | 41 | 2010年4月 | 2011年3月 |
アルプススクリュー(株) 他2社 | 長野県安曇野市 | 237 | 2010年4月 | 2011年3月 |