スタンレー電気 (株) 2014年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2014年
3月期
2013年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 329,292 263,119 25.1 -グローバルでの市場ニーズを的確に捉えた製品開発、受注拡大を目指した営業力強化や生産能力の増強、生産工程や間接部門の徹底的なムダ取りといった生産革新活動による生産性向上等が寄与。
営業利益 36,864 27,475 34.2
経常利益 40,097 30,148 33.0 -
当期純利益 24,345 17,760 37.1 -
自動車機器事業
売上高 244,030 185,451 31.6 -自動車の米州・中国における売上増、二輪車のアジアにおける売上増により、増収・増益。
営業利益 26,889 21,824 23.2
コンポーネンツ事業
売上高 29,500 25,620 15.1 -自動車向け製品 (LED製品・液晶製品) の売上増により、増収増益。
営業利益 5,144 2,910 76.8
電子応用製品事業
売上高 55,291 51,908 6.5 -車載向け操作パネル等の売上増により、増収増益。
営業利益 4,850 4,152 16.8

 

新会社

-2013年8月、中国広東省深セン市に、電子機器製品の販売を行う新会社「斯坦雷電気貿易 (深セン) 有限公司」を設立したと発表した。現地の営業体制を強化し、顧客に対する迅速できめ細かな対応を可能にする。調達機能も持たせ、同社グループ会社に対する材料供給も行う。資本金200万人民元 (約3,200万円) で7月に設立した。 (2013年8月27日付日刊自動車新聞より)

第V期中期3ヶ年経営計画指針 (2014年4月 - 2017年3月)

1. キャッシュフロー経営の確立 -いかなる環境下でもグループ各社がキャッシュを創出でき、グループのさらなる成長に向けて、その創出したキャッシュを活用する仕組みを整える。
-営業活動により生み出されるキャッシュを最大化させ、健全な財務体質のもと、企業価値を増加させる。
2. 新事業の開花・拡大 -マーケッティング情報および、その分析のレベルを向上させ、将来動向を先取りする。
-新製品、新事業を生み出していく下地である「全社イノベーション」の仕組みを効果的に実践する。

2015年3月期の見通し

(単位:百万円)
  2015年3月期
(予測)
2014年3月期
(実績)
増減率
(%)
売上高 345,000 329,292 4.8
営業利益 42,000 36,864 13.9
経常利益 45,000 40,097 12.2
当期純利益 27,500 24,345 13.0

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
全社 5,346 5,479 5,423
自動車機器事業 2,367 1,865 1,674

研究開発拠点

施設名称 所在地
技術研究所 神奈川県横浜市
筑波研究所 茨城県つくば市
宇都宮技術センター 栃木県宇都宮市
横浜技術センター 神奈川県横浜市
オプトテクニカルセンター 神奈川県横浜市

研究開発活動

1) オプトエレクトロニクス分野
-高出力白色LED
-高出力赤色 / 赤外LED
-高速高感度イメージセンサー

2) ディスプレイ分野
-超高コントラストLCD
-光マイクロスキャナ
-ディスプレイ駆動回路

3) 光源・照明分野
-自動車用照明機器
-LED道路照明・屋内照明機器
-点灯駆動回路・電源

4) ソフトウェア分野・CAE技術開発
-配光シミュレーション
-光学デバイス最適形状設計ツール


5) 材料・加工技術等の開発等

6) 全社製品のスタイリングデザイン

7) 上記デバイスや技術を総合化した応用製品

技術導入契約

(2014年3月31日現在)
提携先 内容 期間
株式会社日立製作所 液晶表示装置に関する特許 該当特許の有効期間中
日亜化学工業株式会社 白色LEDに関する特許 該当特許の有効期間中

技術提供契約

(2014年3月31日現在)
提携先 内容 期間
Thai Stanley Electric Public Co., Ltd. (タイ) 自動車用ランプ類に関する技術 2012年4月1日 -
2015年3月31日
SL Lighting Corporation (韓国) 自動車用ランプ類に関する技術 2014年4月1日 -
2017年3月31日
Lumax Industries Ltd. (インド) 自動車用ランプ類に関する技術 2014年4月1日 -
2015年3月31日

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
全社 27,652 31,164 23,358
自動車機器事業 19,054 23,767 17,565

国内投資

-2014年4月、100%子会社のスタンレー宮城製作所 (宮城県登米市) を登米市内で移転して新工場を建設し、事業再編と拡張を行うと発表した。新工場は2014年9月に着工し、2015年9月からの操業を予定する。投資額は約38億円。新工場では建築やパソコン関連製品に加えて、新たに自動車補修用部品など自動車関連製品の生産を開始する。将来的には自動車関連機器の本格生産も目指す。 (2014年4月12日付日刊自動車新聞より)

設備の新設

(2014年3月31日現在)
会社名/事業所
(所在地)
内容 投資予定
総額
(百万円)
着手年月 完了予定
年月
(株)スタンレー宮城製作所
(宮城県、登米市)
四輪事業設備、電子応用製品事業設備 3,830 2014年9月 2015年8月
武漢斯坦雷電気有限公司
[Wuhan Stanley Electric Co., Ltd.]
(中国、武漢市)
四輪事業設備 7,297 2012年1月 2016年8月