Benteler International AG 2011年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ユーロ)
  2011年
12月期
2010年
12月期
増減率
(%)

要因

グループ全体
売上高 7,106 6,104 16.4 -
EBITDA 383 365 4.9 -
自動車部品部門
売上高 5,529 4,793 15.4 1)

要因
1) 自動車部品部門
-2011年の自動車部品部門売上高は、全世界の自動車生産成長率が3.2%増であったのに対し、前年比15.4%増の5,529百万ユーロ。

-顧客からの需要増加、新工場および新プロジェクトの開始、鉄鋼価格の価格転嫁が売上増加に寄与。

製品グループ別
モジュール製品グループ
-モジュール製品グループの売上高は、前年比17%の増加で、自動車部品部門の売上高の44%を占める。

シャシー製品グループ
-シャシー製品グループの売上高は、前年比4%の増加。

-重慶工場(中国)、Pune工場(インド)などの新工場が売上高増加に貢献したが、Mercosur地域および北米拠点におけるプロジェクトの終了が売上増を相殺。

構造製品グループ
-構造製品グループの売上高は、前年比14%の増加。

-同グループにはアルミシステム事業ユニットも含まれており、同ユニットの売上高は前年比9%の増加となった。

エンジン・排気システム製品グループ
-エンジン・排気システム製品の売上高は、前年比29%の増加となり同部門内でもっとも高い伸び率を見せた。

企業買収

-Norsk Hydroの自動車構造部品事業買収を完了。同事業は主力のノルウェーRaufoss工場をはじめ、中国、チェコ、デ ンマーク、フランス、ドイツ、韓国、スウェーデン、米国にも生産拠点を保有している。従業員数は1,200人。 (2010年1月4日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発費

(単位:百万ユーロ)
  2011年12月期 2010年12月期 2009年12月期
全社 106.8 109.5 97.7

研究開発体制

-R&D要員はおよそ1,200名。18カ国32カ所にR&D拠点を保有している。

-研究開発活動は、複合構造部品およびアルミ部品の開発・設計・製造を通して、構造材の軽量化に注力している。

製品開発

排熱利用技術
-排熱の利用は燃費の向上やCO2の低減で重要な技術。独公的機関のGerman Federal Ministry of Education and Researchは同社の2つのプロジェクトをサポートし、6.7百万ユーロを投じている。その他にBMW、Fraunhofer Gesellschaft、Paderborn大学がプロジェクトに加わっている。並行して、同社は排熱利用技術を採用した製品を拡充。セミアクティブシャシーシステムに応用できるブレークスルーを達成しており、現在試作品の開発を進めている。

エンジン・ダウンサイジング技術
-2010年は同社と顧客の先端技術開発プロジェクトが進み、製品への適用が始まった。同社のコア技術であるシートスチール・マニフォールド、マニフォールド・ターボモジュールが開発され量産に適用された。「マニターボ」は既存のキャストメタル技術に対して大きな優位性を発揮するとみられている。2010年に発売されたFord 2.0L Ecoboostエンジンに同技術が搭載された。

排気ガス循環技術

-2014年に始まるEuro 6基準に適合するため、排気ガス循環システムの開発が進んでいる。プレート冷却器の新世代製品が開発され、これにより製品ラインナップが拡大している。この新世代プレート冷却器により、冷却効率が上がり、ダートに対応した堅固なシステムが構築できる。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ユーロ)
  2011年12月期 2010年12月期 2009年12月期
グループ全社 386 247 171
自動車部品部門 286 209 128

-自動車部品部門には、全社投資額の74%を占める286百万ユーロが生産拠点の設備・装置に投じられた。主な投資は、重慶工場(中国)に対する13百万ユーロ、長春工場(中国)に対する10百万ユーロ。