Brano Group, a.s. 2014年12月期までの動向

業績

-2014年12月期の売上高は、前年比12.7%増の3,973百万チェココルナ。

-2013年12月期の売上高は、前年比1.5%減の3,524百万チェココルナ。

受注

-2014年5月、ドアシステム事業ユニットは各種新製品の生産を開始:

  • Volkswagen 「Amarok」向けボンネット/トランクヒンジ
  • Skoda 「Superb」向けヒンジ

(2014年5月28日付プレスリリースより)

-2014年5月、大塚工機との合弁会社Otsuka BranoはスペインのBarcelonaで生産される日産 「NV200」向けのハンドブレーキレバーの生産を開始。スズキ向けハンドブレーキレバー、ブレーキペダル、クラッチペダル、ホンダ 「Civic」向けハンドブレーキの生産を2015年1月に開始する計画。(2014年5月28日付プレスリリースより)

-2013年11月、ドアシステム事業ユニットはFaurecia向けのシートラッチの生産を開始。同シートラッチの組立ラインでは、Learおよび日産向けの生産も行っている。2014年1月にはロシア拠点向けの輸出が開始される見通し。ロシアでは日産 「Tiida」のシート部品が生産されている。(2013年12月3日付プレスリリースより)

-2013年5月、日産 「Qashqai」およびPorsche 「Macan」向けシートラッチの量産準備を実施。また同社ではシートラッチ「PL-7」の年産能力を現在の百万ユニットから2百万ユニットに引き上げる計画。(2013年5月27日付プレスリリースより)

-2013年3月、ロシア Niznyj Novgorod州のBranoros拠点で日産 「Tiida」向けシートバックレストの生産を開始したと発表。5年間で37,000台分の部品を供給予定。(2013年3月28日付プレスリリースより)

-2012年、Otsuka Branoは、スズキおよび日産から受注を獲得。2013年3月に、チェコ Jablonec nad Nisou拠点にて日産 「Note」向けのハンドブレーキレバーおよび、スズキ 「SX4」向けのハンドブレーキレバー、ブレーキペダル、クラッチペダルの生産を開始した。なお、2014年初頭には、日産 「NV200」向けのハンドブレーキレバーの生産を予定。(2013年3月28日付プレスリリースより)

-2012年、ドアシステム事業ユニットは日産、Lear、Volkswagenからシートラッチを受注。2014年4月から日産 「Qashqai」向けシートラッチの生産を開始する。また、Lear UKからロックゲート付きラッチを受注。契約期間は5年間で、生産量は年産46.5万ユニット。(2012年10月31日付プレスリリースより)

-2012年9月、プラスチック事業ユニットはSkoda 「Superb」向けの燃料タンクキャップを受注。契約期間は6年間で、年産83,250ユニットを供給予定。2014年10月からZubri拠点で生産を開始。(2012年9月27日付プレスリリースより)

受賞

-プラスチック事業ユニットは、「2014 GM Supplier Quality Excellence Award」を受賞。

研究開発拠点

-2014年4月24日、チェコのHradec nad Moraviciにおいて、研究開発センターを開設。同月7日の竣工後、設備や資材の移設は完了している。同施設には余剰スペースがあるため、今後の拡張に対応可能。(2014年4月29日付プレスリリースより)

-開発センターをチェコ国内に3カ所保有:

  • Hradci nad Moravici
  • Jablonec nad Nisou
  • Novy Bor

研究開発活動

-2013年、バイオディーゼルやバイオエタノールといったバイオ燃料の効率的な燃焼に関する研究をチェコ工科大学と推進。

製品開発

エアホーン
-商用車用部品事業ユニットはエアホーンの試作品を開発。従来品に比べ、プラスチックの使用量は3分の1で、ボルトや接着剤などのファスナーを使用する必要がないため組み付け性が向上。(2012年12月4日付プレスリリースより)

海外投資

<ロシア>
-2013年、需要増に対応すべくNizhny Novgorodに10,000平方メートル規模の新工場の建設を開始。従業員数は110名を予定。生産品目と供給先は以下の通り:

  • ペダルシステム:Volkswagen 「Jetta」、Skoda 「Yeti」
  • ペダル機構:Skoda 「Octavia」
  • リアシート:日産 「Tiida」

(2013年10月29日付プレスリリースより)

-2013年9月、Nizhny Novgorod拠点で組立ライン「PQ35」を設置。Skoda 「Octavia」、Skoda 「Yeti」、Volkswagen 「Jetta」、「Polo」向けのペダルシステムの生産を行なう。 (2013年10月29日付プレスリリースより)

国内投資

-2012年5月、鋳造事業ユニットはHeinrich Wagner Sinto (HWS) 社製のモールドラインの試運転を実施。同設備への投資額は55百万チェココルナ。HWSモールドラインのフィルターにより、空気中に排出される汚染物質の量を大幅に削減することが可能。さらに、生産能力の20%増強を実現する。(2012年8月27日付プレスリリースより)