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Ningbo Tianlong Electronics Co., Ltd.[寧波天龍電子股份有限公司] 2023年12月期の動向

業績

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 1,317.56 1,247.20 5.64% -2023 年には中国経済の回復に伴い、同社の売上高も増加した。
営業利益 121.92 131.76 -7.47%
経常利益 122.09 131.56 -7.20%
純利益 111.50 122.84 -9.23%

 

2023年経営状況

-2023年には、同社は新エネルギー車関連のプロジェクト106件を含む、合計127件の新規プロジェクトを獲得した。

-2023年、同社の自動車部品事業の売上高は前年比9.59%増の10億3,016万3,800元、うち車載電子製品の売上高は前年比14.11%増の5億1,862万2,600元となった。自動車用精密プラスチック機能構造部品製品の売上高は5億1,154万1,100元を達成し、前年比5.36%増加し、車載電子製品の売上高が初めて自動車用精密プラスチック機能構造部品の売上高を上回った。このうち、新エネルギー車に直接使用される部品の売上高は約2億2,644万1,900元で、全社売上高の約17.19%を占めた。また、新エネルギー車と内燃機関車に共通する製品の売上高は約2億3,957万7,100元で、全社売上高の約18.18%を占める。

-2023年に同社は、センサー、チップ、PCB間の通信と電源供給のための新しい接続方法を提供する新しい魚眼端末を開発した。

 

研究開発費

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 2021年12月期
研究開発費 58.70 54.99 47.53
売上高に対する比率 (%) 4.46 4.38 4.01

-2023年12月31日現在、研究開発人員・技術者は462名。従業員数の32.22%を占める。 

新プロジェクト

-天龍股份は、事業拡大および国外拠点増設を目的に、最大1.2億元を投じてタイに生産拠点を新設すると発表した。タイのWHAラヨーン(Rayong)工業団地の約3万平方メートルの土地を取得し、2025年の量産開始を目指し段階的に建設を進める。(2023年7月12日付天龍股份のプレスリリースより)

 

研究開発プロジェクト

1.連続繊維強化熱可塑性樹脂CFRTP(Organo技術)
-部品の大幅な軽量化を可能とし、自動車業界をはじめとする様々な部品の軽量化設計・開発に応用できる。検証済みであるという。

2.高集積IGBT機能搭載モジュールプロジェクト
-多数の金属端子、電磁リング、および導電性銅板を従来のプラスチックに直接統合させることで、その後のプロセスを大幅に簡素化し、製品の安定性を向上させる。2022年後半に量産を開始し、ホンダの次世代ハイブリッド新エネルギー車に間接的に供給する予定。 2021年、同社は初となるIGBT機能キャリアモジュールの生産ラインを設立した。

3.マルチインサート技術
-製品の加熱および恒温機能を実現するために、特定の形状の連続電熱線を一体型射出成形の形でプラスチック製品の厚壁に統合。自動車をはじめ、さまざまな分野で活用できる。

4.モジュール化サーマルマネジメントシステム (Manifolf & Tank)
-8方バルブ、ディストリビューター、ウォーター ポンプ、ケトル、その他の部品で構成される統合サーマルマネジメントシステム。車両の熱管理を統合し効率化を図るもので、現在研究開発段階にある。

5.2色成形技術
-一度に2つの材料の製品を射出でき、生産効率と品質の向上及び生産コスト削減が可能となる。

6.成形品取出時スライダー使用技術
-この技術により、脱型時に製品がスライダーに引っ張られず、従来の強い引っ張り構造により製品が破損する可能性を回避できる。 この技術は、同社のあらゆる種類の金型に広く使用でき、現在量産の水準に達しているという。

7.成形品取出時ランナー分離技術
-この技術により、手動で選択することなく製品を材料ヘッドから自動的に分離できるため、生産効率向上及び人件費削減を実現する。同社が開発したあらゆる種類の金型に広く適用できるほか、量産対応可能。

8.ねじ込みスリーブリターンテクノロジー
-この技術は、ねじ山付きプラスチック部品を成形する際に、ねじ山付きスリーブの位置が所定の位置に配置されていないために、ねじ山形の位置が軸方向にずれてしまうという問題を解決することを目的としている。この技術はリターンブロックリセット構造を採用して、ねじ付きスリーブを正確に戻すことができ、プラスチックねじ付きスリーブの正しい位置を確保。この技術は、ネジ付きスリーブを備えたさまざまな製品の組み立てに広く使用でき、量産可能な状態であるという。

 

研究開発設備

-同社は自動車エアコン用遠心インペラASSY、自動車エンジン用冷却ファンなどの製品の性能テストを実施する風洞実験室を保有。

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