トヨタ ミライ2 2021モデルイヤー(欧州仕様)

仕様 | |
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Fuel Cell Type | Polymer electrolyte |
Number of cells | 330 |
Max output (kW/DIN hp) | 128/174 |
Power density (kW/l) | 5.4 |
Fuel tank capacity (kg) | 5.6 |
Volume (litre) | 142.2 |
HV Battery Type | Lithium-ion |
Nominal voltage (V) | 310.8 |
E-Motor Type | PMSM |
Max. power (kW/DIN hp) | 134/182 |
Max. torque (Nm) | 300 |

主な特徴
- MIRAI 2は、トヨタのモジュラーGA-Lプラットフォームをベースに開発。
- 新プラットフォームは、3つ目の水素燃料タンクの追加を可能にし、航続距離を30%延長し、約650kmを実現。
- 燃料電池システムを全面的に再設計し、主要部品のサイズと重量を大幅に削減。
- GA-L車両プラットフォームに全面改良された燃料電池電動パワートレインを搭載することで、理想的な50:50のシャシーバランスを実現。
FCシステムの統合
- 燃料電池システムの主要コンポーネントは、車両前部、フロントアクスル上部に設置される。
- 燃料電池スタックと燃料電池ブーストDC/DCコンバータは、互いに積層されている。
- 燃料電池ブーストコンバータには以下のコンポーネントが含まれる。
- 燃料電池電圧を650Vに昇圧するDC/DCコンバータ
- 却ポンプのインバータ段など、その他のパワーエレクトロニクスコンポーネント

パワーユニット
- パワーエレクトロニクス機能が高度に統合されたパワーユニット
- 高電圧から12VへのDC/DCコンバータボードネット
- 高電圧バッテリー用DC/DCコンバータ
- 駆動モーター用インバータ
- 燃料電池エアコンプレッサー用インバーター
- 半導体の両面冷却を可能にするデンソー製パワーカードモジュール
- 鋳造部品と板金部品で構成されたマルチピースハウジング

Electric Drive Unit (EDU)
- 後車軸に搭載され、最大出力は134kW
- 以下で構成される独立したオイル回路によって冷却される
- EDUに搭載された電動オイルポンプ
- 後輪ハウジングの後ろに搭載された2つのオイルクーラー
(冷却媒体として空気を使用) - 内蔵の機械式オイルポンプによる、ギアボックス内潤滑
- パーキングロックシステムはギアボックスに統合されている

燃料電池
- 固体高分子型燃料電池を使用
- それぞれの媒体は切り欠き口を通して供給される。
- 直列に接続された330個のセルは、ミライ1と比べて40個少ない。
- 1つの燃料電池は、複数のサブコンポーネントで構成される。
- セミバイポーラプレート(カソード側 + アノード側)
- セル間のゴム製ガスケット
- バイポーラプレート間のサブガスケット
- ガス拡散層 + 微多孔層
- 膜電極接合体

レポート概要
以下のレポートをご用意しています。
- M1 – Level-1 ベンチマーク:車両の概要、仕様、燃料電池車としてのレベル比較、初期の路上性能とエネルギー消費の評価、FEV スキャッターバンドにおける比較。
- M2 - 動作戦略とエネルギーマネージメント
- M3 – 燃料電池システム評価:システム効率と作動状況のマッピング
- M4 – 燃料電池システムの分解調査とコスト分析
- M5 - 電動システムの分解調査とコスト分析
- M6 – 騒音振動性能
- M7 - パワートレインの熱マネージメント
- M8 - コンプレッサー分析とマッピング:空力コンプレッサーマップとNVH測定、Eモーター効率の定量化
- M9 - 燃料電池スタックの調査:さまざまな境界条件での U-I 特性、主要な動作パラメータの変化による感度分析
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