Tesla AI Day 2021：FSD Autopilot（全自動運転オートパイロット）の実態

2021/10/14

要約
テスラの現行メインシステム（製品版とベータ版）
その他機能の更新
Tesla AI Day - ニューラルネットワークおよびリライトについて（Karpathy氏）

要約

本レポートについて

本レポートは、MarkLinesのポータルユーザー向けにVSI Labs（VSI）によって作成された。VSIは、アクティブ・セーフティと自動運転を支えるテクノロジーを対象に、深い洞察と分析を行い業界に発信するテクノロジー調査会社である。

はじめに

テスラは8月19日、同社初となるAIデー（AI Day）を開催した。同社はオートパイロットシステムに関するAI技術の進捗状況を更新すると共に、AI訓練用のスーパーコンピューター「Dojo」を公表し、人間型ロボット「テスラボット（Tesla Bot）」の近日中の登場を予告した。また、開発済み、開発中、開発予定のさまざまな独自技術全般について、興味深い詳細を交えて紹介した。

今回のTech Briefでは、テスラの新しい画像認識ニューラルネットワーク（NN）アーキテクチャ、ソフトウェアスタックの認識機能と経路計画のリライト（書き換え）、及びデータアノテーション（ラベル付け）に焦点を当てる。また、ソフトウェアとハードウェアの両面で、かつてないほど複雑な開発に取り組んでいるテスラの、さまざまなオートパイロットシステムの現状も整理する。本レポートは、AIデーの内容及びオートパイロットの社会への展開状況を取り上げ、テスラが半自動運転システムで独自の進化を遂げている様子を詳しく紹介する。

資料：Danny Kim氏およびMatthew Linder氏による2021年8月26日付けTechnology Brief "Tesla AI Day 2021: FSD Autopilot Progressing Under the Hood" をVSI Labs（同社ウェブサイト VSI Labs AUTONOMOUS SOLUTIONS PORTAL）の許可を得て掲載しています。