VW:2018年に1,000万台販売を目指し、中国/米国で攻勢

モジュラー戦略MQBを採用したAudi A3, VW Golfを2012年に投入

2012/08/15

要 約

VW Groupの地域別販売台数(2012年上期) VW Groupは、事業計画Strategy 2018で、2018年までに1,000万台販売という中期目標を掲げており、2012年1-6月は過去最高の455万台と着実に販売を伸ばしている。しかし地域別では、債務危機の影響で西欧での上期販売は1%減少。これまで順調だったドイツ市場も下期は縮小が見込まれる中、VWは2011年に20年ぶりに生産を再開した米国、VW最大の市場に成長した中国での事業拡大をさらに積極的に進める方針。

 また、価格競争の激化や低価格小型車の需要増加により、今後は利益率の低下が予想される。VWは、車両クラスやブランドを超えて部品を共通化するモジュラー戦略を採用し、開発の効率化やコスト低減、フレキシブルな生産を進める計画。2012年には、販売台数の半数を占める横置きエンジン搭載車向けにモジュラー戦略MQBの採用を開始し、Audi A3とVW Golfの新型車に導入する。

 電動車両計画では、2012年にVW Jetta, Audi A6, A8のハイブリッド車、EVのAudi R8 e-tronを発売。2013年には、モジュラー戦略MQBを採用したGolfのEVのほか、超小型車up!のEV, 商用バン CaddyのEVを投入する計画。

 VW Groupの2012年1-6月の売上高は、前年同期比22.6%増の954億Euro、営業利益は6.7%増の65億Euro。2012年通年では、下期に主力モデルの新型Golfなど多数の新型車を発売するため、販売台数と売上高は2011年を上回る見通し。営業利益は前年と同水準を見込んでいる。

関連レポート:VW (2011年7月), VWの中国事業 (1)(2011年8月)/(2)(2011年9月)