・フィリピンエネルギー省(DOE)は9月9日、よりクリーンな輸送手段への移行を促進することを目指し、電動車(xEV)を分類するための標準化されたシステムを確立する新しいガイドラインを導入したと発表した。
・2025年9月20日に発効する通達DC2025-09-0015は、従来の認定規則に代わるもので、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、小型EV (LEV)、レンジエクステンダーEV (REEV)、燃料電池車(FCV)を網羅する調和のとれた分類方法を導入する。今回の改訂により、電気自動車産業発展法(EVIDA)との整合性が確保され、自動車メーカーと規制当局への指示がより明確になるとしている。
・新規則に基づき、EV企業は四半期ごとにEV Charger Monitoring Formを提出することが求められる。分類などの主要項目の変更には新たに申請が必要で、生産中止モデルはリストから削除される。プロモーション用車両は別途報告する必要があり、暫定認証が利用可能。また、DOEのチームは、書類確認のための検査も行う。
・フィリピンの2025年1-7月の電動車の登録台数は2万9,715台で、すでに2024年の年間合計を上回っており、新車販売台数の約5%を占める。電動車の伸びは、二輪車、三輪車、四輪車のいずれのセグメントでも消費者の嗜好が高まっていることを反映している。
(From PNA.gov release and the Philippines’ Department of Energy announcement on September 9, 2025)