・6月19日付のフィリピン現地メディアPhilstarは、フィリピン自動車工業会(CAMPI)およびトラック製造者協会(TMA)が発表したデータに基づき、2025年5月のフィリピンの自動車販売が主に乗用車需要の低下により前年同月比1.2%減(前月比18.4%増)の3万9,775台となったと報じた。
・車型別では乗用車が28.0%減の7,895台、商用車が8.8%増の3万1,880台となった。5月に販売された電動車は3,613台で、内訳はハイブリッド車(HV)が2,792台、電気自動車(EV)が801台、プラグインハイブリッド車(PHV)が20台だった。
・2025年1-5月の自動車販売台数は、乗用車販売台数が21.4%減の3万8,725台となったものの、商用車販売台数が10.0%増の15万1,704台となったため、前年同期比1.7%増の19万429台となった。1-5月の電動車の累計販売台数は1万433台で、内訳はHVが8,536台、EVが1,779台、PHVが118台だった。
・CAMPIは、商用車需要の堅調さを背景にフィリピン自動車業界の継続的な成長について引き続き楽観的な見方をしつつも、政府と業界関係者の継続的な協力が重要だと強調した。
・メーカー別累計販売ではトヨタ(シェア48.1%)が首位を維持し、三菱自(同19.2%)、日産(同5.2%)、スズキ(同4.7%)、フォード(同4.5%)が続いた。