・8月15日付のフィリピン現地メディアPhilstarは、フィリピン自動車工業会(CAMPI)およびトラック製造者協会(TMA)が発表したデータに基づき、2025年7月のフィリピンの自動車販売台数は前年同月比で2.6%減、前月比で5.4%減の3万8,295台となったと報じた。乗用車が最も大きな影響を受け、前年同月比25.7%減の8,120台となった。一方、商用車は前年同月比6.2%増の3万175台となった。
・CAMPIは、7月は天候の影響で個人向けが一時的に停滞したものの、商用車の需要が堅調で乗用車の回復の兆しも見られたことから、全体的な傾向は引き続き良好であると指摘した。
・2025年7月に販売された電動車は2,707台で、内訳はハイブリッド車(HV)が2,401台、電気自動車(EV)が178台、プラグインハイブリッド車(PHV)が128台だった。
・2025年1-7月の累計販売台数は前年同期比1.4%増の26万9,207台となった。車型別では、乗用車が24.1%減の5万3,767台、商用車が10.6%増の21万5,440台だった。電動車の累計販売台数は1万6,195台で、内訳はHVが1万3,290台、EVが2,617台、PHVが288台だった。
・メーカー別ではトヨタ(シェア48.0%)が首位を維持し、三菱自(同19.0%)、日産(同5.1%)、フォード(同5.0%)、スズキ(同4.7%)がこれに続いた。
・CAMPIの会長はさらに、商用車セグメントの売上が引き続き好調なのは、業界が短期的な障害に対処する能力を有していることを示していると強調した。新型車の導入、継続的な販促キャンペーン、そして消費者信頼感の高まりが、2025年下半期のさらなる売上成長を支えると予想される。
(From an article of Philstar on August 15, 2025 and PNA.gov release)