1) 売上高

-2013年12月期の売上高は、主要顧客の生産が増加、日系自動車メーカーの販売が回復、グローバルプラットフォームモデル向けの受注を獲得などの要因で堅調に増加。海外での売上高は、グローバルプラットフォームモデル向けの受注が増加、メキシコ工場の生産が増加などの要因で、引き続き前年比で33.0%増の1,743.73百万元。(同社の2013年アニュアルレポートより)

売上総利益率
-2013年12月期、売上総利益率は2012年度の約33.1%から0.1%減の約33.0%。製品の値下げ、人件費の高騰、原材料費の高騰、為替の変動が要因。製造工程の改善、材料利用率の向上、集中調達を実施する効果で市場のマイナス要因を部分相殺。また、生産性の向上や管理効率を改善することで、売上総利益率を高レベルに維持する方針。(同社の2013年アニュアルレポートより)

業務拡大

買収

-2014年3月、同社の間接子会社「Enboma Investments Limited」が双日株式会社と米国ミシガン州の合弁会社 「Plastic Trim International (PTI)」の株式譲渡に関する合意書を結んだと発表。それによると、Enbomaは双日が保有するPTIの株式45.99%を双日より取得する。PTIの資本構成は、Enboma 49.82%、双日 45.99%、Huge Leader Investments Limited 4.19%であるが、株式譲渡完了後はEnbomaが95.81%を保有することになり、PTIは敏実集団のグループ会社となる。PTIの主要製品はプラスチック射出成型、押出成型品。(2014年3月28日付け会社公告より)

開発活動

-2013年、引き続きコミュニティサービス車や新エネルギー車向け部品、アルミ製品技術に注力。高強度スチール製品技術の研究開発を強化、新材料、新工法の応用技術を開発。 (同社2013年アニュアルレポートより)

-日本、北米に研究開発センターを保有。

開発施設

研究開発費用

-2013年12月期の研究開発費用は259.78百万元で、売上高の約4.71%を占める。前年比(2012年12月期：231.84百万元)で12.05%増。

特許

-2012年現在、203件の特許を保有、167件の特許を申請。

技術提携

国内投資

-広東省清遠市 (Qingyuan City) に50百万米ドルを投じ大規模な自動車部品生産拠点を建設すると発表。現在清遠市政府と投資意向書を結んだ段階にあるという。 (2014年1月10日付け各種リリースより)

-完全子会社「天津敏信機械有限公司 (Tianjin Minxin Machinery Co., Ltd.)」は、92百万元を投じて年産10百万台の自動車トリム生産工場を建設すると発表。工場建屋には、既存の建屋に改造を加え、射出成型、塗装、電気めっきラインを新たに設置する。建設期間は2013年7月から2014年5月まで。完成後は、フロントグリルで年2百万台分、ドアハンドル年8百万台分の生産能力が形成される予定。(2013年4月30日付け各種リリースより)