Hyundai Dymos, Inc. [現代ダイモス (株)] 2016年12月期の動向

業績 (単独)

(単位:百万ウォン)
2016年
12月期
2015年
12月期
増減率
(%)
備考
売上高 4,339,633 3,199,821 35.6
営業利益 198,793 110,114 80.5 -
当期純利益 133,671 71,656 86.5 -

事業計画

-同社は、2017年1月19日付でDCTの累積生産台数が100万台を突破したと発表した。同社は2014年8月から韓国の瑞山 (Seosan) 工場にて7段DCTを生産している。同工場で生産されているDCTは、現代自動車「Tucson」、「Sonata」、「IONIQ」、起亜自動車「Sportage」、「K5」、「Niro」などに搭載されている。現代ダイモスは今後、グローバル生産能力をさらに強化し、2020年までにDCTの生産能力を年間138万台まで引き上げる計画。(2017年1月20日付プレスリリースより)

事業連携

-同社は、Dayou A-Tech Co., Ltd.との間でシートASSYを供給する契約を締結した。同製品は起亜自動車のサブコンパクトカー「Soul」の後継モデルに搭載される。Dayou A-Techは韓国の光州 (Gwangju) 市に本拠を置くシートメーカー。(2017年2月21日付プレスリリースより)

海外事業

<中国>
-同社は、2016年10月、中国・河北省の滄州 (Cangzhou) 市に建設した新工場でシートの生産を開始した。同拠点は現代自動車「Verna」後継モデル向けに年間22万台分を供給する。また、2017年からは「Tucson」向けに年間8万台分を納入する計画。(2016年10月26日付プレスリリースより)

研究開発体制

拠点 所在地 概要
韓国
東灘 (Dongtan)
シート研究センター
京畿道
華城 (Hwaseong) 市
-2007年3月に完成
華城 (Hwaseong)
パワートレイン研究センター
京畿道
華城 (Hwaseong) 市
-現代自動車グループのHyundai WIA、現代パワーテックとの3社による統合研究所
-2007年1月に完成
米国
Dymos of America ミシガン州
Farmington Hills
-シートの研究開発

研究開発費 (連結)

(単位:百万ウォン)
2016年12月期 2015年12月期 2014年12月期
金額 73,400 76,600 72,800
対売上高比率 2.53% 3.41% 3.73%

研究開発実績

対象製品 主な開発内容
トランスミッション -乗用車用DCT、ハイブリッドバス用AMT
-小型、中型、大型バスおよびトラック用手動変速機
アクスル

-乗用車用アクスル開発
起亜 「K9」
現代 「Genesis EQ900」

-SUV用アクスル開発
起亜 「Sorento」
現代 「Tucson」
現代 「Santa Fe」

-商用アクスル開発
現代 「Starex」
現代 「Porter」

-小型、中型、大型バスおよびトラック用アクスル
-双竜車向けアクスル、海外輸出用アクスル開発

4WD -SUV用電子制御式トランスファーケース
シート -乗用車用シート開発(量産モデル)
現代「Sonata」
現代「Genesis EQ900」
現代「Grandeur」
起亜「K9」

-乗用車用シート開発(新規開発モデル)
起亜「K9」後継モデル