TI Automotive Limited 2009年12月期までの動向
ハイライト
近年の動向
-2009年、トヨタから燃料タンクを受注。2011年から中国で販売開始予定の新型車向け。タンクの製造は、中国の天津(Tianjin)工場と広州(Guangzhou)工場で行う。(2009年4月15日付プレスリリースより)
-2009年、ブレーキラインとフューエルラインを受注。スロバキアで2010年から生産されるVolkswagen 「Touareg」と Porsche 「Cayenne」向け。ブレーキラインはスロバキアのTrnava工場から、フューエルラインはポーランドのBielsko-Biala工場から納入す る。(2009年4月7日付プレスリリースより)
-2009年、Volkswagenからブレーキラインを受注。インドで2009年後半から生産される「Polo」向け。ブレーキラインの製造はインドBaroda工場で行う。(2009年4月7日付プレスリリースより)
-2009年、Volkswagenから燃料タンクとフィラーパイプを受注。北米市場に投入する中型セダンが対象。軽量化を実現したこの樹脂製燃料タンクは、米国ジョージア州のHartwell工場で生産を行う。(2009年4月7日付プレスリリースより)
受注
<2009年>-2009年、トヨタから燃料タンクを受注。2011年から中国で販売開始予定の新型車向け。タンクの製造は、中国の天津(Tianjin)工場と広州(Guangzhou)工場で行う。(2009年4月15日付プレスリリースより)
-2009年、ブレーキラインとフューエルラインを受注。スロバキアで2010年から生産されるVolkswagen 「Touareg」と Porsche 「Cayenne」向け。ブレーキラインはスロバキアのTrnava工場から、フューエルラインはポーランドのBielsko-Biala工場から納入す る。(2009年4月7日付プレスリリースより)
-2009年、Volkswagenからブレーキラインを受注。インドで2009年後半から生産される「Polo」向け。ブレーキラインの製造はインドBaroda工場で行う。(2009年4月7日付プレスリリースより)
-2009年、Volkswagenから燃料タンクとフィラーパイプを受注。北米市場に投入する中型セダンが対象。軽量化を実現したこの樹脂製燃料タンクは、米国ジョージア州のHartwell工場で生産を行う。(2009年4月7日付プレスリリースより)
事業再編
-2008年、同社は、グローバルで再編を行う。フルイド伝達システム (Fluid Carrying Systems) 部門の本部をWarren (米ミシガン州) からHeidelberg (ドイツ) に移転するとともに、北米のフルイド伝達システム、フューエルシステム、HVAC各部門の経営合理化を図る。 (2008年7月23日付プレスリリースより)受賞
年 | 賞 | 会社 | 子会社/生産拠点 |
2009 | Top Ten Quality Excellence Award | 広州トヨタ | 中国 |
2008 | Safety Award | トヨタ | 天津工場 |
2006 | Excellent Supplier Award | スズキ | - |
2006 | Quality and Delivery Performance Merit Certificate | Honda Automoveis do Brasil | TI Brazil Ind. e Com. Ltda. |
2006 | Silver Supplier of the Year Award | Toyota Krioskar Motor | インド |
2006 | Excellent Supplier of the Year Award | 金杯汽車 | 長春工場 |
2006 | No.1 of Top 10 Suppliers of the Year Award | FAW VW | 長春工場 |
2006 | Best Quality Supplier of the Year | Hainan Mazda | 中国武漢、海南、重慶工場 |
開発動向
製品開発
Ship In the Bottle (SIB)システム-"Ship In the Bottle" (SIB)システムを開発。SIBシステムの設計およびブロー成形工程は、バルブ、ライン、フィルターなど従来はフュエールタンクの外部に取り付けられ大気にさらされていた全ての部品をタンクの中へ設置。このシステムによって、以前は6つまたは7つ必要だったタンク外壁の開口部が、ひとつまたは最大で2つで済む。確実なコネクター技術とともにフュエールタンクシステムからの排出ガスを大幅に削減。
Doublewall チューブ
-Doublewall チューブは高圧の液体伝動用に設計され、低圧使用時の漏洩の効果的な対策にも有効。油圧製品に広範囲に使用。最新の生産技術により、精密な温度および条件制御を考慮に入れた二重壁チューブ連続蝋付けが可能。コーティングなどのほかの連続工程との使用も可能。
Ford GT (2005年モデル) 用の新フューエルタンクシステム
-このシステムは、燃料ポンプ、レベルセンサーおよびその他部品を射出成型プラスチック製フューエルタンク内に装備し、揮発気の漏洩による汚染を最小化。"Ship in a bottle (SIB)"設計と呼ばれるこのシステムは、カリフォルニア州のLEV IIおよびZEV規制を含む世界で最も厳しい揮発気排出規制に対応するために開発。Ford GTはこのSIB技術を搭載する最初の量産車となる。
設備投資
海外投資
<メキシコ、中国>-2005年4月、HVAC事業が世界的に成長していることから、メキシコと中国に新工場を開設したことを明らかにした。 メキシコReynosaに10万平方フィートの工場を設置。新工場は、Reynosaにある工場として7カ所目となる。2005年2月に操業を開始した。中国では上海に45,000平方フィートの工場を設置。国際汽車場内に2004年に開設したブレーキ・フューエルライン工場に隣接する。この拠点は、中国に設置した初のHVAC工場で、中国国内の同社工場としては10カ所目。2005年6月から生産開始。
<スロバキア>
-2008年、納入先であるHyundai、Kia、およびPSA Peugeot Citroenからの需要増に対応するため、スロバキアの生産拠点を拡充。スロバキアのTrnavaに建屋面積15,000平方フィートの工場を建設しており、PSA向けに、ブレーキおよびフューエルラインを供給する。(2008年4月29日付プレスリリースより)
<米国>
-2005年7月、子会社のHanil USAがテネシー州Tallasseeに工場を建設すると発表。現代自動車アラバマ工場(アラバマ州/Montgomery)で生産される燃料システムASSYに使用するプラスチックおよびスチールチューブ部品を製造する。Hanil USAは、既存の1万平方フィートの施設を改良し、6500平方フィートの施設を追加することにしており、工場建設と生産設備に230万ドルを投じる。
-2005年6月、自動車燃料タンクシステムを製造する最新鋭工場を、30百万ドルかけて開設。ジョージア州北東部の同工場では、BMW、DaimlerChrysler、現代が近隣の南部諸州で組み立てる車両向けに、ブロー成型プラスチック燃料タンクとフィラーパイプを製造する。当初の従業員数は100人で、年間48万ユニット以上の自動車燃料タンクシステムを製造する契約を受注している。試験生産は2005年9月から始まる。