1. ホーム
2. 部品メーカー情報
3. 主要部品メーカーレポート
4. Hoerbiger Holding AG
5. Hoerbiger Holding AG 2014年12月期の動向

Hoerbiger Holding AG 2014年12月期の動向

近年の動向

生産開始

-2014年8月、中国の常州 (Changzhou) 拠点において、中国市場向けシンクロナイザーシステムに用いられるエンゲージメントボディ、エンゲージメントリングの生産を開始。生産開始にあたり、ドイツのOberstenfeld拠点から製造機を2機移転しており、同市場での需要増に対応する。

-ドイツSchongau市にあるMartina-Hoerbiger-Strasse拠点の新工場において、2012年3月中にダブルクラッチトランスミッション用スライディングスリーブの本格生産を開始すると発表。同拠点は、Drive Technology部門に属している。(2012年3月1日付プレスリリースより)

事業再編

重点事業
-2012年、Automotive Comfort Systems部門は今後、同部門の基盤となる以下2事業に注力していくと発表。

• 油圧セグメント：コンバーチブルトップやテールゲート、トランクリッドに使用する油圧ルーフ駆動システムの開発および販売を行う。
• トランスミッションセグメント：空気圧式ギアシフトサポートシステム用の空気圧機器に注力する。この製品は商用車のトランスミッションで用いられる。試作品はドイツSchongau拠点で製造され、ポーランドのBoleslawiec拠点のほか、米国市場向けに供給するアラバマ州のAuburn拠点で量産を行う計画。(2012年4月24日付プレスリリースより)

ドライブトラインメカトロニクス売却
-2012年、「Hoerbiger Drivetrain Mechatronics B.V.B.A.」をGrupo KUO, S.A.B. de C.V.の子会社「Transmisiones y Equipos Mecanicos, S.A. de C.V.」に売却。Hoerbiger Drivetrain Mechatronicsはデュアルクラッチトランスミッション用メカトロニクスおよびソフトウェアの開発メーカー。2010年の売上高は約17百万ドル。(2012年1月12日付プレスリリースより)

シートコンフォート部門売却
-2010年10月、Automotive Comfort Systems部門は、Faureciaにシートコンフォート事業を売却すると発表。この事業部門は、空圧式シートコンフォートシステムの開発・生産を行っている。主にAudi、BMW、Mercedes-Benzを顧客としており、2009年の売上高は20百万ユーロ。同部門は事業売却を契機に、コンバーチブルトップシステムや空圧式ギアシフトシステムに注力する計画。なお、今回の買収手続きは2010年末までに完了する見込み。(2010年10月26日付プレスリリースより)

受注

-近年の主な受注：

-2011年、Getragからトランスミッション｢DCT 250 PowerShift｣向けシンクロナイザー一式を受注。

製品開発

シンクロナイザーシステム 「CompactLINE」
-ドイツのFriedrichshafenで開催された2013 International VDI Congressに新製品のシンクロナイザーシステム「CompactLINE」を出展。小型、中型量産モデル向けマニュアルおよびデュアルクラッチトランスミッションに搭載される。金属成形部品のみで構成されているため、生産コストを抑えられる。また、摩擦トルクの向上および軽量化が特徴で、快適なギアシフトを実現。

海外投資

<ドイツ>
-2011年、同社は2012年4月までに、ドイツSchongau拠点に約28百万ユーロを投資し、フリクションシステムおよびセレクタースリーブの生産ラインを設立すると発表。この投資はドイツのGetrag Groupからの新規受注に伴うもので、トランスミッション｢DCT 250 PowerShift｣向けに、シンクロナイザー一式を供給する。同社はSchongau拠点において、2012年にトランスミッション約90万基分のシンクロナイザーを生産し、それ以降は年間100万基分の生産を目指す。新設される生産ラインは、Schongauの既存工場の66,700平方フィートを占める予定。現在、この建物ではAutomotive Comfort Systems部門がルーフ・トランクリッド用の油圧駆動装置を生産している。この生産は2011年末までに、同社のポーランドBoleslawiec拠点に移管される予定。(2011年3月1日付プレスリリースより)

<中国>
-2011年、Drive Technology部門は中国の江蘇省常州 (Changzhou) に生産会社Hoerbiger Drive Technology (Changzhou) Co. Ltd.を新設したと発表。中国の自動車市場向けにトランスミッション部品・シンクロナイザーシステムを生産する。Hoerbiger Drive Technology Asia Pacificが運営する新会社は、Drive Technology部門の中国本社となる予定。同部門は従業員約1,700名を抱え、2010年の売上額は約300百万ユーロ。(2011年10月17日付プレスリリースより)

<米国>
-2010年、Automotive Comfort Systems部門は、米国アラバマ州Auburn拠点の生産能力を増強。(2010年1月27日プレスリリースより)

各種データ

部門別従業員数