The Goodyear Tire & Rubber Company 2013年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ドル)
  2013年
12月期
2012年
12月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 19,540 20,992 (6.9) 1)
営業利益 1,580 1,248 26.6 -

要因
1) 売上高
-2013年12月期の売上高は前年比6.9%減の19,540百万ドル。主な要因は以下の通り:
  • タイヤ関連事業の売上減少 (北米)
  • 為替差損 (南米、アジア太平洋地域)
  • 価格・製品ミックスの悪化 (北米、欧州/中東/アフリカ)
  • タイヤ生産量の減少 (欧州/中東/アフリカ)

販売数量

-補修用、OE用を合わせた、各地域での販売数量は下記の通り:
  (単位:百万本)
  2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
北米タイヤ 補修用 42.9 44.5 50.0
OE 18.8 18.1 16.0
欧州/中東/アフリカタイヤ 補修用 44.2 46.4 56.8
OE 16.6 16.3 17.5
南米タイヤ 補修用 12.4 11.8 13.0
OE 5.5 6.3 6.8
アジア太平洋地域タイヤ 補修用 12.4 11.7 12.4
OE 9.5 8.9 8.1
小計 補修用 111.9 114.4 132.2
OE 50.4 49.6 48.4
合計 162.3 164.0 180.6

-2013年、同社の全世界におけるタイヤ販売数量は前年比1.1%の減少。主な要因は、景気後退および競争激化による欧州/中東/アフリカの補修用タイヤの販売減少、北米におけるGoodyearブランド以外のタイヤ販売が軟調に推移したこと。一方で、OEタイヤの販売数量は前年比で1.4%増加した。

-2014年の同社のタイヤ販売数量は、2013年比で2-3%の増加を見込む。

受注

-GM 「Chevrolet Silverado」および「GMC Sierra」の2014年モデルに、同社のさまざまな種類のタイヤが採用されたと発表した。車両のグレードに応じて、これら2モデルには以下の同社製タイヤが採用されている。
  • 「Wrangler SR-A」 (タイヤサイズP275/55R20およびP265/65R18)
  • 「Eagle GT II」 (タイヤサイズP285/50R20)
  • 「Eagle LS2」 (タイヤサイズP275/55R20)
  • 「Assurance CS Fuel Max」 (タイヤサイズP265/65R18)
(2013年5月2日付プレスリリースより)

-Chrysler 「Ram 1500」シリーズのさまざまなモデル向けに、数種類のタイヤを納入していると発表した。対象となるタイヤは「Wrangler SilentArmor」、「Wrangler SR-A」、「Fortera SL」で、ホイールの直径は17インチから22インチ。このほかに、Tesla 「Model S」にはGoodyearの「Eagle RS-A2」タイヤが採用されており、タイヤサイズは245/45R19となる。(2013年1月14日付プレスリリースより)

受賞

-Subaru of Indiana Automotiveより2012年度「Quality and Delivery Award」を受賞したと発表。同社のタイヤは、スバル 「Tribeca」に標準搭載されている。(2013年3月20日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発費

(単位:百万ドル)
  2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
全社 390 370 369

 

研究開発体制

-3カ所の研究・開発施設および技術センター、7カ所のタイヤ性能試験場を所有・運営する。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ドル)
  2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
北米タイヤ 262 212 236
欧州/中東/アフリカタイヤ 332 344 240
ラテンアメリカタイヤ 243 250 237
アジア太平洋地域タイヤ 257 286 314
その他 74 35 16
合計 1,168 1,127 1,043