Unick Corporation [(株) ユニック] 2015年12月期の動向
近年のハイライト
業績 (連結) |
(単位:百万ウォン) |
2015年 12月期 |
2014年 12月期 |
増減率 (%) | 備考 | |
売上高 | 230,879 | 225,797 | 2.2 | - |
営業利益 | 6,071 | 10,026 | (65.1) | - |
当期純利益 | 7,155 | 10,101 | (41.2) | - |
本社移転
-2012年3月20日付で、本社を釜山広域市から慶尚南道の金海 (Gimhae) 工場に移転した。(2012年3月20日付プレスリリースより)
受注
-中国の重慶青山工業有限責任公司(Chongqing Tsingshan Industrial Co., Ltd.)から5段DCT(デュアルクラッチトランスミッション)のギアアクチュエーター用ソレノイドバルブを受注している。このDCTは2014年8月まで長安汽車で車両信頼性試験を実施し、同年11月から重慶青山工業で量産開始する予定。ユニックと重慶青山工業の契約期間は2017年12月までで、ユニックにとって7,650百万ウォンの売上増に貢献する見込み。(2014年6月30日付プレスリリースより)
-2013年7月、中国の重慶青山工業有限責任公司[Chongqing Tsingshan Industrial Co., Ltd.]から5段DCTのギアアクチュエーター用ソレノイドバルブを受注した。契約期間は2013年6月から2017年12月で、受注金額は7,650百万ウォンに達する見込み。なお、重慶青山工業は長安汽車集団傘下のトランスミッションメーカー。(2013年7月1日付プレスリリースより)
-2013年3月、韓国のトランスミッション部品メーカーKorea Powertrain Co., Ltd.から7段デュアルクラッチトランスミッション (DCT) 用ソレノイドバルブを受注した。このDCTは現代・起亜自動車の車両に搭載される。なお、ソレノイドバルブは2014年5月に量産開始の予定。 (2013年3月8日付プレスリリースより)
-2012年4月、Stackpoleからオイルポンプコントロールバルブを受注した。契約期間は2013年7月から6年間。272万個を供給し、受注総額は145億ウォンの見込み。同社のバルブは北京現代のLamdaエンジン、上海GMのSGEエンジンに使用される予定。(2012年4月18日付プレスリリースより)
-2009年9月、現代パワーテックから8速AT用ソレノイドバルブを受注した。このATは現代 「Equus」、「Genesis」、起亜 「Opirus」、「Mohave」などに搭載される予定。契約期間は10年間で、受注金額は73,910百万ウォンに達する見込み。なお、現代パワーテックは現代自動車グループのATメーカー。(2009年9月22日付プレスリリースより)
-2007年1月、現代・起亜自動車向け6速AT用VFS油圧ソレノイドバルブのサプライヤーに選定。2009年の量産車より搭載される予定で、2009年の90億ウォンを皮切りに、2012年以降は年間495億ウォンの売上を見込んでいる。(2007年1月16日付プレスリリースより)
-2006年9月、現代自動車との間で、AT用油圧ソレノイドバルブの開発および供給契約を締結。契約期間は2008年4月より2012年までの5年間で、受注金額は360億ウォンに達する見込み。(2006年9月22日付プレスリリースより)
研究開発体制
-1987年、金海 (Gimhae) 工場内に技術研究所を設立。
-2014年12月31日現在、75名が研究所に在籍。
研究開発費 |
(単位:百万ウォン) |
2015年12月期 | 2014年12月期 | 2013年12月期 | |
金額 | 8,780 | 8,251 | 7,137 |
対売上高比率 (%) | 4.1 | 3.9 | 3.5 |
研究開発活動
-現在は10速AT用ソレノイドバルブの開発を行っている。
-2012年8月からデュアルクラッチトランスミッション用の高効率型油圧制御システムを開発するプロジェクトを推進している。当初の開発期間は2017年7月までの60ヶ月を予定していたが、2016年7月までの48ヶ月に短縮された。また、事業総額は6,400百万ウォンから5,366百万ウォンに変更される予定。なお、本プロジェクトは知識経済部の「ワールドクラス300プロジェクト」に基づき、開発費の50%は韓国政府から支援を受ける。(2014年10月2日付プレスリリースより)
-2012年8月、デュアルクラッチトランスミッション用の高効率型油圧制御システムの開発に着手すると発表した。開発期間は2012年8月から2017年7月で、総額6,400百万ウォンを投じる計画。韓国・知識経済部の「ワールドクラス300プロジェクト」に基づき、開発費の50%は政府支援を受ける。(2012年8月24日付プレスリリースより)
-2012年4月、韓国の知識経済部より「ワールドクラス300プロジェクト」の育成企業に選定された。このプロジェクトは、2020年までに世界的企業へと成長する可能性を持つ企業に対して、集中的投資を行うもの。技術開発や人材・市場確保、資金やコンサルティングにおいて、KOTRA、輸出入銀行、技術保証基金、中小企業振興公団、特許庁を含む12の機関が今後5年間に渡って支援を行う。(2012年4月30日付プレスリリースより)
-2012年4月、オイルポンプコントロールバルブ (OPCV) を開発。
-2010年3月、自動車時計の時刻を自動補正する機能に関して、特許を取得したと発表。同社がChryslerに輸出予定の時計に本技術が使用される。(2010年3月11日付プレスリリースより)
-2009年3月、排出ガス低減用EGRバイパスバルブを開発。
-2009年1月、8速AT用ソレノイドバルブを開発。
技術提携
相手先 (国名) |
対象部品 | |
1991年02月 | トーソク (株) [現・日本電産トーソク株式会社] (日本) |
AT用油圧バルブ |
1991年08月 | ジェコー (株) (日本) |
Jeep用3連メーター |
1996年11月 | Siemens (ドイツ) |
現代 「Atos」(MX) 用電気配線システム |
1997年09月 | ジェコー (株) (日本) |
自動車用マルチメーター |
2007年04月 | 日本電産トーソク株式会社 (日本) |
小型油圧バルブ |
2008年06月 | 日本電産トーソク株式会社 (日本) |
6速油圧バルブ |
国内投資
-2012年5月、忠清南道の礼山 (Yesan) 郡に新工場を建設すると発表。投資額は19,200百万ウォンで、38,380平方メートルの敷地に第4工場を建設する。投資期間は2012年5月から2014年12月まで。(2012年5月9日付プレスリリースより)