三桜工業 (株) 2010年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2010年 3月期 |
2009年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 72,274 | 76,199 | (5.2) | 1) |
営業利益 | 4,643 | 1,547 | 200.1 | - |
経常利益 | 4,577 | 950 | 381.9 | - |
当期純利益 | 2,342 | 271 | 762.5 | - |
要因
1)
-主力製品である自動車・輸送用機器用配管製品並びに自動車用樹脂製品が、自動車メーカー各社での生産調整が一巡したことにより、受注状況は回復傾向が続いたが、前年の水準までに至らず減少。
-樹脂製品(クイックコネクター、樹脂チューブ製品等)は、前期と比べて売上げが増加したものの、車両配管製品(ブレーキ・燃料配管用等)、エンジンシステム向けのブレージング製品(燃料噴射用、冷却水循環用、オイル冷却用等)及び車両安全製品(シートベルト用)が、前期と比べて減少した。
海外事業
-Sanoh America, Inc.がオハイオ州アーチボルド市に工場を取得。2010年3月、アーチボルド工場として自動車配管用チューブの生産を開始した。Sanoh America, Inc.は、チューブの生産から製品への曲げ加工までの全工程を自社で完結できる体制が確立。>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2009年3月期 | |
全社 | 1,463 | 1,582 | 1,582 |
研究開発活動
自動車用配管部品関連-軽量化による燃料消費の改善(二酸化炭素排出量削減)を最重要課題として取り上げ、樹脂、アルミ、ステンレス他の軽量素材を基にした新製品の開発を実施。
-燃費向上・ローエミッション・フレキシブルフューエル等の新システムに対応する、新しい高圧用フューエルインジェクションレール、燃料配管、EGRパイプ、超高圧燃料噴射管の開発を行っている。
-新たな信頼性試験評価設備、測定器(環境負荷物質関連を含む)、シミュレーション解析ソフト等の導入で開発を強化。
設備投資
設備投資費 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 2,731 | 5,789 | 7,475 |
自動車部品事業 | 2,596 | 5,453 | 7,019 |
-生産性向上・設備の更新等を中心に実施。