原田工業 (株) 2014年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2014年 3月期 |
2013年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 36,470 | 29,935 | 21.8 | -日本市場においてはエコカー補助金の打ち切りの影響等を受け、減収。日本以外では北中米、欧州、アジアの 全ての市場で増収を達成。 -買収効果 (日本アンテナ株式会社の自動車用アンテナ事業および海外子会社を買収) が寄与。 |
営業利益 | 1,337 | 342 | 290.9 | - |
経常利益 | 1,412 | 590 | 139.3 | - |
当期純利益 | 1,256 | 977 | 28.6 | - |
新長期ビジョン「HARADA NEXSTAGE 19」 (2014年3月期 -2019年3月期)
目標 | 施策 |
(1) 競争の優位性の強化 | |
1. 製品力強化 | -コスト競争力の強化と、コスト競争力を念頭に置いた新製品の開発および既存製品の改良。 -適正な品質の確保と、最適なサプライチェーンの構築。 |
2. サービス提供能力の強化 | -情報収集・分析能力向上、調査・企画能力強化。 |
(2) 最適な企業基盤の確立 | |
1. 組織力強化 | -本社機能の再編によりグループの連携を強化: 2013年10月、連結子会社の原田通信を吸収合併。原田通信の国内生産機能や生産・販売のグループ統括機能を同社に統合し、グループシナジーの強化を目指す。 |
2. HARADAブランドの確立 | -「世界で唯一グローバルネットワークを持つ車載アンテナ専業メーカー」としてのブランド確立。 |
3. グループ経営の実践によるグループシナジーの追求 | -本社機能の一層の強化およびグループ各社の役割の明確化。 |
-新長期ビジョン「HARADA NEXSTAGE 19」における財務数値達成目標 |
2019年3月期 | |
売上高 | 400億円以上 |
売上高営業利益率 | 10.0%以上 |
>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)
2015年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2015年3月期 (予測) |
2014年3月期 (実績) |
増減 (%) | |
売上高 | 36,000 | 36,470 | (1.3) |
営業利益 | 1,050 | 1,337 | (21.5) |
経常利益 | 850 | 1,412 | (39.8) |
当期純利益 | 550 | 1,256 | (56.2) |
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2014年3月期 | 2013年3月期 | 2012年3月期 | |
全社 | 1,465 | 1,626 | 925 |
-2014年3月期研究開発費の地域別内訳:
- 日本:1,038百万円
- アジア:103百万円
- 北中米:116百万円
- 欧州:206百万円
研究開発拠点
所在地 | |
本社 | 日本 東京都 |
Harada Industry of America, Inc. | 米国 ミシガン州 |
Harada Europe R&D Centre | 英国 ケント州 |
上海原田新汽車天線有限公司 [Shanghai Harada New Automotive Antenna Co., Ltd.] |
中国 上海市 |
研究開発活動
次世代アンテナ-次世代アンテナ分野では、アンテナの統合、無突起化がさらに進む見込みであることから、衛星ラジオ車載アンテナやテレマティクスサービス用複合多機能アンテナを車のボディ内へ搭載するシステムの開発に着手。
基礎研究開発
-未来型アンテナ構想の開発に着手。将来に向けた「デジタルマルチメディアの受信性能向上」、「車内LANの構築」、「大容量通信のための小型複合アンテナの実現」を目指している。
将来型アンテナの開発
-「大容量高速通信サービスの自動車・移動体への活用」を目標とする開発を推進している。
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2014年3月期 | 2013年3月期 | 2012年3月期 | |
全社 | 801 | 643 | 636 |
-2014年3月期の地域別投資内訳 | (単位:百万円) |
地域 | 投資額 | 投資内容 |
日本 | 42 | 自動車関連機器および通信関連機器の生産設備、研究開発設備等の強化 |
アジア | 533 | 自動車関連機器の生産設備等の強化 |
北中米 |
210 | 自動車関連機器の生産設備、研究開発設備等の強化 |
欧州 | 14 | 自動車関連機器の研究開発設備等の強化 |