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(株) ジーテクト 2019年3月期の動向

要因

＜日本＞
-量産売上及び型設備売上の増加等により、売上高58,666百万円(前年同期比14.8％増)。営業利益は、増収効果等により1,795百万円(前年同期比24.2％増)。

＜北米＞
-型設備売上の増加等により売上高90,202百万円(前年同期比12.0％増)。営業利益は、雇用状況の逼迫による労務費の増加等により1,529百万円(前年同期比13.0％減)。

＜欧州＞
-トヨタ向けの型設備売上の増加等により、20,523百万円売上高(前年同期比29.5％増)。営業利益は、増収効果等により3,022百万円(前年同期比18.9％増)。

<アジア>
-タイにおける量産売上の増加等により売上高42,061百万円(前年同期比6.3％増)。営業利益は、増収効果等により4,897百万円(前年同期比19.4％増)。

<中国>
-量産売上の増加等により売上高49,481百万円(前年同期比22.7％増)。増収効果等により営業利益5,298百万円(前年同期比28.1％増)。

＜南米＞
-量産売上の増加等により売上高7,264百万円（前年同期比3.9％増)。営業利益は303百万円(前年同期比1.9％増)。

事業動向

同社は、中長期的な成長戦略として「売上高3,000億円」、「営業利益200億円」の達成を掲げる。

-2018年4月、東京都羽村市に、次世代軽量高剛性ボディの開発を行う研究開発施設「G-TEKT TOKYO LAB (GTL)」を設立。

-EV化への対応として、アルミ量産加工技術の確立を目指し、スロバキア新工場にてアルミボディ連続ハイスピード加工技術・接合技術による量産を開始

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

受注

-2019年3月期の受注生産台数は、ホンダ向け494.3万台（16万台増）、 スバル向け100.0万台（6.8万台減）。

研究開発体制

-技術本部開発部において新技術や新製品の開発を推進。
-2019年3月末現在、開発室の人員は34名。
-機種開発は、技術本部プレス技術部、溶接技術部、精密部、および営業本部商品開発部が、顧客と連携しながら実施。

研究開発活動

-2019年3月期の研究開発テーマは以下の通り：

• ホットスタンプ技術開発
• 超高張力鋼板の成形技術開発
• トランスミッション部品プレス技術開発
• 成形シミュレーション技術開発
• ボディ軽量化技術開発
• マルチマテリアル化適用技術
• 異材接合技術

設備投資 (2019年3月期)
-新機種立ち上げに伴う機種投資として、国内で75億円、北米で25億円、アジアで10億円、中国で39億円の投資を実施。
-生産能力増強のための基礎投資として、国内で19億円、北米で25億円、アジアで6億円、中国で17億円、欧州で5億円、南米で3億円の投資を実施。

-2020年3月期の設備投資額は、全社で35,600百万円を予定。