愛知製鋼 (株) 2010年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2010年 3月期 |
2009年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 174,278 | 222,060 | (21.5) | -主力製品である鋼材・鍛造品の生産・販売数量が自動車向けを中心に四半期ごとに回復してきたものの通期では前年に比べて減少したため。 |
営業利益 | 4,313 | (482) | - | -販売数量は減少したものの、期初から取り組んだ原価低減が収益へ寄与した。 |
経常利益 | 3,906 | (1,804) | - | |
当期純利益 | 6,625 | (14,105) | - | -法人税等調整額を計上した結果。 |
部門別売上高 | ||||
鋼材 | 115,798 | 157,486 | (26.5) | -販売価格の下落と販売数量の減少により減収。 |
鍛造品 | 75,754 | 85,895 | (11.8) | |
電磁品 | 5,622 | 3,380 | 66.3 | -MIセンサ、マグファイン磁石及び電子部品の販売数量増加により増収。 |
>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 2,531 | 2,828 | 2,001 |
研究開発体制
-2010年3月31日現在、研究開発人員は約180名。事業別研究開発活動
事業 | 開発費 (百万円) |
研究開発成果 |
鋼材 | 1,724 | -自動車部品用の新しい特殊鋼の研究開発、ステンレス鋼の新しい製造方法等を行っている。 2010年3月期: -自動車の燃費向上に貢献する高強度コンロッド用鋼。 -CO2低減に貢献する減圧浸炭用鋼。 -省合金型肌焼鋼。 -エネルギー・環境分野を狙ったステンレス鉄筋バー、二相系ステンレス形鋼。 |
鍛造品 | 117 | -自動車用部品の鍛造品製造プロセス開発「モノづくり革新」を行っている。 2010年3月期: -金型表面改質技術、金型潤滑技術、鍛造品自動検査技術等。 -部品毎の工程・設備革新への具体的取組着手等。 |
電磁品 | 690 | -磁気インピーダンス(MI)センサの開発、モータ用の磁石の開発、車載電子機器用放熱部品の開発等を行っている。 2010年3月期: -超小型電子コンパスの開発。 -ネオジム系異方性ボンド磁石マグファインの耐酸化性・耐熱性の向上。 |
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 8,163 | 14,467 | 13,165 |
事業別設備投資
事業 | 設備投資額 (百万円) |
設備投資の目的 |
鋼材 | 4,391 | 製造設備の合理化および老朽更新・環境対応等 |
鍛造品 | 2,315 | 製造設備の老朽更新等 |
電磁品 | 1,416 | 生産能力増強等 |
設備新設
事業所名 (所在地) |
事業の 種類 |
設備内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着工 | 完了 | 完成後の 増加能力 |
知多工場 (愛知県東海市) |
鋼材他 | 製鋼設備、圧延設備他 | 31,226 | 2006年 12月 |
2011年 8 月 |
* |
刈谷工場 (愛知県刈谷市) |
鋼材 | 圧延設備他 | 523 | 2009年 9 月 |
2012年 3 月 |
* |
鍛造工場 (愛知県東海市) |
鍛造品 | 鍛造品生産設備 | 1,622 | 2008年 1 月 |
2011年 5 月 |
* |
東浦工場 (愛知県知多郡) |
電磁品他 | 磁石応用製品製造設備他 | 117 | 2006年 3月 |
2010年 12月 |
* |
岐阜工場 (岐阜県各務原市) |
電磁品 | 電子機能材料、部品製造設備 | 29 | 2009年 3 月 |
2012年 3 月 |
* |
関工場 (岐阜県関市) |
電磁品 | 磁石応用製品製造設備他 | 441 | 2008年 6 月 |
2010年 9 月 |
新設 |