MENU

(株) ユニバンス 2012年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
2012年
3月期
2011年
3月期
増減率
(%)
備考
全社
売上高 68,817 60,717 13.3 -
営業利益 1,592 1,293 23.1 -売上高の増加と各種合理化が奏功し、増益。
経常利益 1,601 1,296 23.5 -
当期純利益 1,479 1,172 26.2 -
ユニット事業
売上高 36,736 29,961 22.6 -北米市場の緩やかな回復とタイ向けの販売が順調に推移し、増収。
営業利益 1,447 612 136.4 -売上高の増加および合理化活動が寄与し、増益。
部品事業
売上高 31,757 30,435 4.3 -自動車メーカーの中国・アセアン地域の販売好調による自動車部品の生産増加により増収。
営業利益 66 600 (89.0) -生産性向上などによる原価改善を図ったものの、厳しい市場競争等による販売価格の低下により減益。

海外事業

<インドネシア>
-インドネシアで歯車製品の生産体制を増強する。熱処理加工を現地化し、ユニットの組み立てまで含めた一貫生産体制を整える。主要取引先メーカーによる現地生産拡大に伴い、トランスミッション用の歯車を中心に、同社の製品への需要も高まっている。インドネシアの売上高は2011年度の実績見込みで5億~6億円だが、14~15年度には約5倍の30億円程度に引き上げる。国内の本社工場(静岡県湖西市)、浜松工場(静岡県浜松市)、湖西工場(静岡県湖西市)の3工場にある余剰設備をインドネシアに移管し、4~5月をめどにフル稼働する。同社は今後、インドネシアを歯車生産の主要拠点と位置付け、同国向けのほか、タイや日本向けなど他地域にも供給する計画。タイでは12年9月に工場が稼働し、フォード・モーター向けの4WD用トランスファーの生産を現地化する予定で、歯車などをインドネシアから供給する。(2012年3月15日付日刊自動車新聞より)

事業方針

-同社は将来を見据えた競争力があり、環境に対応した低燃費な製品の開発、多品種少量生産を低コストで行う「ユニバンス流ものつくり」(UNIVANCE Production Way)の強化と新技術の実用化を推進。グローバル販売戦略を達成するべく、経営資源の効率的な再配置を行い、製品競争力と収益力の向上を目的に以下の施策を実施している。
  • 軽量・低燃費化に対応した競争力のある部品・ユニットビジネスの拡大
  • コア技術を活用した部品の競争力強化とビジネスの拡大
  • 海外3拠点(北米・インドネシア・タイ)の強化・拡大
>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期
全社 1,457 1,569 1,269
売上高に占める割合 (%) 2.1 2.6 2.6

研究開発体制

-同社の研究開発は、商品設計部・設計推進部・DT推進部を中心に実施しており、研究開発スタッフは全125名。(グループ従業員の約8.3%に相当)

研究開発活動

1) ユニット事業
-ユニット事業内の全ての事業に共通した同社の開発方針として、以下3つの方針をもとに、コスト競争力の高い製品群、高度な制御技術を駆使した新製品の開発を実施。
  • 高度メカトロニクスによる高機能化の追求
  • 地域別に最適な製品とモノ造りの追求
  • 環境性能とコストの両立
<四輪駆動装置>
-主力商品であるトランスファーユニットは、グローバルに市場が拡大する中、ピックアップトラック、SUV用製品の研究開発に重点を置き、ラインアップ化と軽量・コンパクト化を図る開発、および更なる競争力を高める技術開発に取り組んでいる。
-成長市場である前輪駆動ベースの4WD車用に、トランスファーユニットで培ってきた独自技術を生かした4WDシステムと軽量化・コスト競争力を高めるための研究開発を実施している。

<マニュアルトランスミッション (M/T)>
-主力製品である、SUVおよび小型、中型商用車向けのトランスミッションは、燃費向上、排ガス規制等の環境対策、エンジンの高出力化対応、およびドライバーへの負担軽減をより一層配慮した自動化のための研究開発に取り組んでいる。
-ハイブリッドおよび電気自動車の様々な車両レイアウトに対応した減速機の研究開発を強化している。

(2) 部品事業
-軽自動車用ステアリング部品である中間ギアボックス、マニュアルステアリング用ギアボックスの開発を実施。
-今後は、さらに製品競争力を高めるために、歯車、動力伝達軸、アクスル部品などのコア製品を中心に、材料・工法技術、および設計要素技術の研究開発に重点的に取り組んでいく方針。また、海外生産の増加に対し、材料を含めた部品現地化を推進。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
2012年3月期 2011年3月期
ユニット事業 2,301 921
部品事業 2,676 697
その他 74 25
全社 5,052 1,643

-主に、新規立ち上がりおよび設備の増産投資を実施。

設備の新設計画 (2013年3月期)

計画金額
(百万円)
主な内容・目的
ユニット事業 2,395 機械加工設備、新規立ち上がり等
部品事業 1,062 機械加工設備、増産等
その他 15 -
全社 3,472 -

ご利用に関するお問い合わせ先

月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
japan 日本(カスタマーサポートデスク)
〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
03-4241-3907
japan メディア関係者様向け
USA 米国
Southfield, Michigan, USA
+1-248-327-6987
MEX メキシコ
León Guanajuato,Mexico
+52-477-796-0560
DEU ドイツ
Frankfurt am Main, Germany
+49-69–904-3870-0
CHN 中国
〒200001 上海市黄浦区
+86-21-6212-6562
THA タイ
Klongtoey, Bangkok, Thailand
+66-2-665-2840
IND インド
Gurgaon, Haryana, India
+91-124-4048779