トピー工業 (株) 2013年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)

  2013年
3月期
2012年
3月期
増減率
(%)
備考
全社
売上高 226,912 240,534 (5.7) -
営業利益 6,990 10,554 (33.8) -
経常利益 6,234 7,304 (14.6) -
当期純利益 3,409 3,918 (13.0) -
自動車・産業機械部品
売上高 145,398 154,031 (5.6) -トラック用および乗用車用ホイールの売上が堅調に推移。
-建設機械用足回り部品および鉱山向け超大型ホイールの需要が減少。
営業利益 9,966 10,392 (4.1) -

合弁事業

-インドネシアでトラック・バス用ホイールを製造販売する子会社を現地会社のパコアクイナと合弁で2013年1月に設立すると発表した。インドネシアを始めとする東南アジア諸国連合 (ASEAN) は、インフラ整備の拡大などトラック・バスの需要が伸びており、日系メーカーは生産能力を増強している。新工場の稼働でメーカーへの現地供給能力を強化し、事業拡大につなげる。(2012年12月19日付日刊自動車新聞より)

2014年3月期の見通し

(単位:百万円)
2014年3月期
(予想)
2013年3月期
(実績)
増減
(%)
全社
売上高 233,000 226,912 2.7
営業利益 7,400 6,990 5.9
経常利益 6,600 6,234 5.9
当期純利益 3,700 3,409 8.5

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

中期経営計画

-2012~15年度の中期経営計画「グロース&チェンジ2015」を発表。2015年度 (2016年3月期) の売上高2,815億円、営業利益180億円、営業利益率6.4%を目指す。今回の中計では4年間に、前回の中計の8割増となる総額673億円を投資し、海外での事業拡大と国内のものづくり基盤の強化を図る。このうち、自動車用ホイールなどの自動車・産業機械部品事業では、投資の62%が海外向けとなる見込み。
  • 自動車用ホイールなどの自動車・産業機械部品事業:2016年3月期の売上高は、2012年3月期比14.7%増の1,767億円を計画し、4割以上が海外での売り上げになる見込み。
  • 乗用車用スチールホイール:2016年3月期の売上高は、2012年3月期比20%の増加を見込む。
  • 鉱山向け超大型ホイール:生産能力を30%増強する予定。

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期
全社 1,212 1,271 1,245
-自動車・産業機械部品 528 541 557

研究開発拠点

-研究開発は、愛知県豊橋製作所内の研究開発センターで実施。

研究開発活動

自動車・産業機械部品事業
-軽量化・品質向上・コスト削減・開発期間短縮などに関する研究および新商品に関する研究開発を推進。
-主力商品の自動車用スチールホイールおよびアルミホイールについて、解析および評価技術の精度向上、新商品の開発と量産化、既存製品のコスト低減と品質向上などの成果を上げた。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2013年3月期 2012年3月期 2011年3月期
全社 20,477 8,982 7,170
自動車・産業機械部品 10,951 5,893 4,559

設備の新設計画

(2013年3月31日現在)
会社名
事業所名
所在地 設備の
内容
投資予定
金額
(百万円)
着手 完了 完成後の
増加能力
PT. Topy Palingda Manufacturing Indonesia インドネシア
西ジャワ州
トラック・バス用ホイールの製造 5,500 2013年4月 2014年3月 トラック・バス用ホイールの製造約70%増加