トピー工業株式会社 2008年3月期の動向
ハイライト
2008年3月期のハイライト
業績
業績
(単位: 百万円) |
2008年 3月期 |
2007年 3月期 |
増減率 (%) |
主な要因 |
全社 | ||||
売上高 | 296,629 | 285,058 | 4.1 | 鉄鋼、自動車、建築機械とも輸出を中心に需要が増加。 |
営業利益 | 12,888 | 13,173 | (2.2) | 原材料価格の急騰。 |
経常利益 | 11,784 | 13,866 | (15.0) | - |
当期純利益 | 6,366 | 7,826 | (18.7) | - |
自動車・産業機械部品事業 | ||||
売上高 | 166,971 | 170,670 | (2.2) | 新開発「コルゲートリム」を採用した中型トラック用軽量化スチールホイールをはじめとする新製品・高付加価値製品の販売拡大に努めたものの、前年度に実施した北米事業再編に伴い、自動車用ホイールの売上高が減少。 |
営業利益 | 10,833 | 6,615 | 63.8 | 北米事業再編による効果。 |
主な動向
-2007年6月、本社を東京都品川区大崎に移転。
-新開発の「コルゲートリム」を採用した中型トラック用軽量化スチールホイールを販売開始。
開発動向
研究開発費
(単位:百万円) | 2008年3月期 | 2007年3月期 | 2006年3月期 |
全社 | 1,576 | 1,999 | 1,987 |
自動車・産業機械部品事業 | 991 | 1,281 | 1,167 |
自動車・産業機械部品事業
-軽量化・品質向上・コスト削減・開発期間短縮などに関する研究および新商品に関する研究開発を進めている。
-主力商品の自動車用スチールホイールおよびアルミホイールについては、解析および評価技術の精度向上、新商品の開発と量産化、既存製品のコスト低減と品質向上などに成果を上げた。
従来品に比べ最大6%の軽量化を実現した中型トラック用軽量ホイールを開発、納入を開始。成形後に板厚が最適配分となるよう平板の片面に波形の形状を付けた、不等厚鋼材を素材とした「コルゲートリム」を開発、これをロール加工することで、接続面が肉厚にならないようにした。同ホイールは、スチール事業部で製造した圧延鋼材をプレス事業部でホイールに加工する、独自の一貫体制で生産する。通常は両面が平滑な板が使用されるが、接続部が厚肉となり重くなる。「コルゲートリム」の採用で最適な肉厚配分を実現し、軽量化につなげた。(2007年10月26日付日刊自動車新聞より)
スチールホイールで意匠性を向上させた新製品を開発。価格とデザインを両立する新ジャンルとして自動車メーカーへの提案活動を開始する。価格帯をアルミニウムホイールとスチールホイールの中間に設定し、意匠性に優れるアルミに流出するニーズを鉄で食い止める。当初は、16インチホイールから生産を開始し、北米市場向けに供給する。(2007年11月24日付日刊自動車新聞より)
設備投資
設備投資額
自動車・産業機械部品事業
-生産能力向上の設備投資を中心に行った。
設備の新設計画 (自動車部品関連)
(単位:百万円) | 2008年3月期 | 2007年3月期 | 2006年3月期 |
全社 | 10,907 | 8,885 | 12,039 |
自動車・産業機械部品事業 | 7,599 | 4,785 | 8,160 |
自動車・産業機械部品事業
-生産能力向上の設備投資を中心に行った。
設備の新設計画 (自動車部品関連)
会社名 事業所名 |
内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手 | 完了 予定 |
同社 綾瀬製造所 |
大型ホイールISO化およびPV化対応 | 698 | 2008年 8月 |
2010年 1月 |