Gentherm Incorporated (旧 Amerigon) 2014年12月期の動向

業績

(単位:百万ドル)
2014年
12月期
2013年
12月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 811.3 662.1 22.5 1)
営業利益 98.4 50.4 95.2 -
自動車部門
売上高 787.1 662.1 18.9 2)
営業利益 144.6 91.3 58.4 -


要因
1) 全社売上高
-2014年12月期の売上高は、前年比22.5%増の811.3百万ドル。為替差益が奏功し、自動車部門、産業部門ともに売上高が増加したことが寄与。

2) 自動車部門
-2014年12月期、同部門の売上高は前年比18.9%増の787.1百万ドル。新規プロジェクトの立ち上がり、高級車セグメント向け製品の売上増、設計変更された車両向け (主にGMのK2XXプラットフォーム) 製品が堅調に推移したことから、温度調整シートおよびシートヒーターの売上高が伸長。

研究開発費

(単位:百万ドル)
2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
全社 57.5 49.9 41.0

 

研究開発拠点

-同社は以下拠点に研究開発施設を保有:

  • 米国 ミシガン州Northville
  • 米国 カリフォルニア州Azusa (先進素材研究も併せて実施)
  • ドイツ Odelzhausen
  • 中国 上海 (エレクトロニクスデザイン)

 

研究開発活動

-2014年現在、熱電発電器 (排熱を電気に変換する機器) の製品化に向け、米国エネルギー省 (DOE) と共同プロジェクトを推進している。このプロジェクトは、2005年から2011年にかけて行われた「熱電発電器の自動車適用実現化」プロジェクトの後継プロジェクトとして推進されている。共同パートナーは北米BMW、Ford、Tenneco。プロジェクト費用は14.2百万ドルで、その内の45%はDOEが拠出。

特許

-2014年12月末現在、同社は403件の特許を保有。

設備投資額

(単位:百万ドル)
2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
全社 38.9 35.9 26.8


-2014年12月期の設備投資額は、主に生産能力の増強および既存設備の更新に投じられた。

海外投資

<ベトナム>
-急成長するアジア市場での生産能力を拡張するため、ベトナムに新工場を建設すると発表。面積は約22万平方フィートで、2015年第4四半期に開設する予定。シートコンフォートシステム一式やその他の工業製品などを生産する。最大で1,500名の従業員を雇用する計画。(2014年12月23日付プレスリリースより)

<マケドニア>
-欧州における生産能力拡大に向けて、マケドニアに新工場を開設すると発表。第1フェーズでの工場面積は約65,000平方フィートで、2015年第4四半期に開設する予定。新工場では、シートコンフォートシステム一式やその他の工業製品を生産する。3年間にわたって人員を増強し、最大1,000名を新たに雇用する計画。(2014年12月16日付プレスリリースより)

各種データ

従業員数

  2014年12月末 2013年12月末 2012年12月末
合計 8,607 7,403 6,387

 

部門別売上高

(単位:百万ドル)
  2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
自動車 787.1 662.1 555.0
産業 24.2 - -
合計 811.3 662.1 555.0

 

地域別売上高

(単位:百万ドル)
  2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
米国 361.7 292.1 233.7
ドイツ 90.2 84.0 67.1
韓国 89.5 58.3 42.9
中国 69.9 70.7 55.7
日本 47.5 39.8 35.3
チェコ 25.7 17.2 15.4
英国 24.7 18.9 13.2
カナダ 20.3 14.3 17.6
メキシコ 19.6 15.7 15.0
その他 62.1 51.1 59.2
合計 811.3 662.1 555.0

 

主要納入先別売上構成

(%)
  2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
Johnson Controls 24 27 22
Lear 21 18 18
Bosch 9 10 10

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