Deutz AG 2012年12月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万ユーロ) |
2012年 12月期 |
2011年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
売上高 | 1,291.9 | 1,529.0 | (15.5) | 1) |
EBITDA | 123.1 | 160.3 | (23.2) | - |
自動車部門 | ||||
売上高 | 192.1 | 213.6 | (10.1) | - |
要因
1)
-Deutzグループ全体の2012年売上は前年比15.5%減少。欧州や北米での新たな環境基準の導入が売上の減少につながった。
受注
-2012年5月、同社は2012年第1四半期の新規受注額を390百万ユーロと発表。2011年の第4四半期における受注額310百万ユーロに対して25%超の増加となった。なお、前年同期の409百万ユーロをわずかに下回っている。また、同社が2012年1-3月に販売したエンジンは4万6,461ユニット。前年 同期の4万8,416ユニットに比べて約4%減少した。 (2012年5月10日付プレスリリースより)事業提携
-2012年10月、同社とRobert Bosch、Eberspaecherは、ディーゼル排ガス後処理システムの分野における提携関係を再構築することで合意した。これに伴い Boschは、合弁会社Bosch Emission Systems (BESG) の株式をDeutzとEberspaecherより取得し、完全子会社とする計画。今後、北米およびアジアにおけるトラック メーカー、エンジンメーカー、オフロード車両メーカーからの受注拡大を目指す。同社とBoschは提携関係を強化し、排ガス後処理システム、ディー ゼル噴射システム、エレクトロニクスなどの分野に注力する予定。また、BESGは引き続きDeutzへ排ガス後処理システムの供給を行うほか、 EberspaecherはBESGへの部品納入を継続する。さらに、BoschとEberspaecherの両社は、排ガス後処理システムに関して共同開発を行う計画。 (2012年10月12日付プレスリリースより)事業概要
-2012年9月、同社はAB VolvoがDeutz株式の所有割合を6.7%から25%超に引き上げたと発表。2012年6月に発表済みの通り、Volvoは筆頭株主のSame Deutz-Fahrから、Deutz株式22,117,693株を取得した。買収金額は約130百万ユーロ。今回の買収によりVolvoの所有割合は25%プラス1株に達し、Deutzの筆頭株主となった。なおSame Deutz-Fahrは今後も、Deutz株式の持分約8.4%を保有する。 (2012年9月13日付プレスリリースより)開発動向
研究開発費 |
(単位:百万ユーロ) |
2012年12月期 | 2011年12月期 | 2010年12月期 | |
全社 | 82.7 | 109.8 | 101.8 |
小型エンジン部門 | 55.3 | 70.6 | 90.8 |
研究開発活動
-欧州環境基準Euro IVや米国環境基準EPA Tier 4に適合した4~8ℓエンジン(出力130kW以上)を2012年内に開発。これらの製品は2013年に投入される予定である。設備投資
設備投資額 |
(単位:百万ユーロ) |
2012年12月期 | 2011年12月期 | 2010年12月期 | |
全体 | 110.6 | 102.7 | 134.6 |
小型エンジン部門 | 95.0 | 92.9 | 110.2 |
カスタムソリューション部門 | 15.6 | 9.6 | 5.1 |