Deutz AG 2010年12月期の動向
ハイライト
近年の動向
事業概要
-ユニット売上高、全社売上高が第4四半期に堅調で、2010年前年比42%増、2009年も同38%増となった。2010年のエンジン販売数は、16万7,680基で1,189百万ユーロの売上を達成。
-地域別では、欧州(ドイツを含む)が売上の3/4を占めた。これは同社供給先の主要OEM(SAME、Fendt、Volvo、エンジニアリング会社のWirtgen、Atlas-Copco、Terex)が欧州にあるため。
-前年比38%増の全社売上高増加分は全て欧州地域(ドイツを含む)、米国の売り上げ増によるもの。
事業概要
-ユニット売上高、全社売上高が第4四半期に堅調で、2010年前年比42%増、2009年も同38%増となった。2010年のエンジン販売数は、16万7,680基で1,189百万ユーロの売上を達成。-地域別では、欧州(ドイツを含む)が売上の3/4を占めた。これは同社供給先の主要OEM(SAME、Fendt、Volvo、エンジニアリング会社のWirtgen、Atlas-Copco、Terex)が欧州にあるため。
-前年比38%増の全社売上高増加分は全て欧州地域(ドイツを含む)、米国の売り上げ増によるもの。
事業提携
-同社とVolvoグループは、2013年に契約満了を迎える協業契約を延長した。2014年以降は、米国「Tier4 Final」などの排ガス規制に適合する中型エンジンの共同開発などに取り組む。また、同社はVolvoの現行商用車に対しても、「Euro3」、 「Euro4」、「Euro5」対応エンジンを引き続き供給する。(2010年4月12日付プレスリリースより)合弁事業
-Bosch Emission Systems GmbH & Co. KGは2010年4月に事業を開始した。同社はドイツStuttgartに本社を置き、商用車用ディーゼル排気後処理システムを生産する。2010年第3 四半期からドイツのNeunkirchenで量産に入る計画。なお、Bosch Emission SystemsはBosch、Deutz、Eberspaecherの3社による合弁会社。(2010年4月8日付プレスリリースより)開発動向
研究開発費 |
(単位:百万ユーロ) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
全社 | 101.8 | 104.6 | 90.3 |
小型エンジン部門 | 93.1 | 93.1 | 78.7 |
研究開発体制
- 同社はR&Dセンターをドイツのケルン市に保有。研究開発活動
-引き続き2011年から適用されるTier 4排ガス規制への対応に注力。新型エンジン2機種の生産技術開発を推進。設備投資
設備投資額 |
(単位:百万ユーロ) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
全体 | 134.6 | 119.5 | 118.1 |
小型エンジン部門 | 129.5 | 110.3 | 106.6 |
カスタムソリューション部門 | 5.1 | 9.2 | 11.5 |
設備投資
-2010年の設備投資額のうち、開発設備資金として投じられたのは73.5百万ユーロ(2009年、66.6百万ユーロ)。これには、BoschとEberspacher のJ/V企業Bosch Emission Systems GmbH & Co. KGに今までに投資された6.7百万ユーロも含まれている。-ドイツCologne-Porz拠点にジャスト・イン・シーケンス(JIS)アッセンブリーセンターを開設する。エンジン組立プロセスの最適化を図るもので、投資額は2.5百万ユーロ。(2010年2月10日付プレスリリースより)