Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. KG 2013年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ユーロ)
  2013年
12月期
2012年
12月期
増減率
(%)
要因
売上高 4,779 4,495 6.3 1)

要因
1) 売上高
-2013年12月期の売上高は、前年比6.3%増の4,779百万ユーロ。北米およびアジアにおける力強い成長が寄与。

海外事業

<韓国>
-万都 (韓国) との折半出資合弁会社Mando-Brose Corporationは、韓国の仁川 (Incheon) 工場でステアリングモーターの量産を開始したと発表。(2013年11月1日付プレスリリースより)

受賞

-ハンズフリーリフトゲートシステムがBMWの「Supplier Innovation Award」を「highest customer benefit」部門で受賞。また、この製品は北米の自動車業界より「Pace Award」も受賞している。年内にFord、Mercedes-Benz、BMWの14種類のモデルにこのシステムが採用される予定。(2013年6月21日付プレスリリースより)

-Daimlerより「Supplier Award 2012」を外装部品部門で受賞した。同社がこの賞を受賞したのは、過去4年間で2回目となる。Broseは現在、Daimlerの全モデル向けにドアシステムおよびウィンドレギュレーターを納入している。(2013年3月22日付プレスリリースより)

-2013年、第一汽車より「Supplier of Best Cost Effectiveness 2013」を受賞。製品の信頼性、高い費用対効果および高品質が評価された。

開発動向

研究開発体制

-2013年12月期、売上高の8%相当の金額が製品開発および生産技術に投じられた。

-2,500名のエンジニアおよび技術者が、製品・生産工程の開発に従事している。

製品開発

2013年フランクフルトモーターショー
-2013年のフランクフルトモーターショーにおいて、同社が展示した主な自動車用システムは以下の通り:
  • ブラシレスモーター:出力80-1,000ワット、2.5-23ニュートンメートルのトルク性能を持つブラシレスモーターを展示。HVACブロア、ステアリング、トランスミッション、冷却ファン等に適応する。ブラシモーターに比べて軽量、小型化を実現。
  • リフトゲート:ハンズフリーでリフトゲートの開閉を可能とするセンサーシステムを搭載したリフトゲートを展示。接触せずに異物を検知し、ドアの周辺の障害物を読み取り、スライドドアで問題となっている手足の挟み込みなどの事故を防止する機能も併せ持つ。また、軽量自動ラッチ機能により静粛性を実現。
  • ガラス繊維強化ポリプロピレン製ドアシステム:衝突テストにおいて標準的なドアシステムと同様の安全性を担保しつつ、従来の樹脂製に比べ350グラム、鉄製に比べ1.2キログラムの軽量化を実現。
  • 軽量フロントシート構造:高張力鋼および樹脂をフレーム等のシート部品に使用することにより、15キロの軽量化 (同様の製品と比較して25%減少) を実現。
  • カーボンファイバー強化プラスチック (CFRP) 製ドア (コンセプトモデル):カーボンファイバー強化プラスチック (CFRP) 製ドアのコンセプトモデルを展示。積層構造により、標準的なアルミ製のドアと比較して4キロの軽量化を実現。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ユーロ)
  2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
全社 264 258 238