FAW Jiefang Automotive Co., Ltd. Wuxi Diesel Engine Works [一汽解放汽車有限公司無錫柴油機分公司] 2013年12月期の動向

ハイライト

 業績

-2013年1-7月のリビルドエンジンの生産販売台数が前年同期比147%増となったと発表。また同社は部品再生拠点において、ボッシュと提携し電子制御式フューエルインジェクションの再生を行っており、すでに1.3万個あまりが市場に投入されたと発表。(2013年8月26日付け各種リリースより)

-2013年1-5月の累計輸出台数は約6,000台で、前年同期比14.7%増となったと発表。そのうち、奥威CA6DN1-46E3エンジン搭載の解放J6重型トラックは南アフリカに、CA4DF2-17エンジン搭載の南京Ivecoはベトナムに、CA6DL-35E5国Ⅴエンジン搭載の西沃バスは台湾に輸出された。 (2013年6月25日付け各種リリースより)

-2013年1月の販売台数は前年同月比22.8%増、前月比4.7%増となった。前年同月比と前月比がともにプラスになるのは2012年11月より3カ月連続。また主要自動車メーカーへの供給も伸びており、2013年1月の一汽解放青島 (FAW Jiefang (Qingdao)) でのシェアは59%となり、2012年通年のレベルを2ポイント上回った。バス市場では主要8メーカーでのシェアが前月比3.4%増となり、そのうち宇通客車(Yutong Bus) でのシェアは前年同月比が3.65%、前月比が4.49%増となった。(2013年3月5日付け各種リリースより)

 国内受注

-江蘇省南通市 (Nantong, Jiangsu) の公共バス22台向けにLNGエンジン恒威 (Hengwei) CA6SF2-23E4を受注したと発表。このエンジンは、同社が2013年に開発した天然ガスエンジンで、高出力と高品質、低燃費などの特徴を備えているという。(2013年12月17日付け各種リリースより)

-天津市公共バス向けに国Ⅳ排ガス基準に適応したエンジンを受注したと発表。2013年5月に初めに公共バス向け国Ⅳエンジンを127基を受注したが、今回の受注はそれに続く2度目の天津向け大口受注。同社の国Ⅳエンジンは高圧コモンレール+SCRと高圧コモンレール+EGR+POCの2種類の技術を採用し、効率的でクリーンな燃焼を実現。窒素酸化物の排出を抑制している。(2013年9月29日付けプレスリリースより)

-4月には一汽解放、一汽客車、厦門金龍、蘇州金龍、上海申龍、西沃客車、中通客車などから国Ⅳ排ガス基準に適応したエンジンの受注を獲得。(2013年5月9日付け各種リリースより)

-各地の公共交通会社より相次いで奥威 (Aowei) エンジンを受注している。南京向けの220基、南昌向けの85基に続き先ごろ天津向けに127基を受注した。これで天津公共交通会社は、同社の国Ⅲ以上の排ガス基準適合エンジン1600基余りを保有することになる。今回の127基のうち94基は奥威 (Aowei) CA6DLD国Ⅳディーゼルエンジン。AVLの計算ソフトウェCruise」を採用し設計され、電子制御高圧コモンレールとEGR技術により国Ⅳ排ガス基準をクリアしている。(2013年4月11日付けプレスリリースより)

-
2013年1月の同社の販売台数は前年同月比22.8%増、前月比4.7%増となった。前年同月比と前月比がともにプラスになるのは2012年11月より3カ月連続。また主要自動車メーカーへの供給も伸び、2013年1月の一汽解放青島 (FAW Jiefang (Qingdao)) でのシェアは59%となり、2012年通年のレベルを2ポイント上回った。バス市場では主要8メーカーでのシェアが前月比3.4%増となり、そのうち宇通客車 (Yutong Bus) でのシェアは前年同月比が3.65%、前月比が4.49%増となった。(2013年3月5日付け各種リリースより)

-南昌公共交通機関から奥威(Aowei)エンジン85基を受注。(2013年3月1日付け各種リリースより)

海外受注

- 2013年1月、インドネシアをはじめとする海外市場向けに、発電所用を含めエンジン1,100基余りを販売したと発表。主なものとしては、インドネシア向け一汽解放青島 (FAW Jiefang (Qingdao)) のトラック「CA4161」に搭載した「CA6Dl1-30」エンジン60基、ベトナム向け4DWターボチャージャー・インタークーラー搭載エンジン100基など。なお、2012年の年間輸出量は過去最高の12,194基に達した。(2013年1月30日付けプレスリリースより)

事業提携

-2013年3月12日、福建武夷交通運輸股份有限公司 (Fujian Wuyi Transoportation Co., Ltd.) と戦略的提携関係を結ぶことで合意したと発表。アフターサービス、技術サポート、部品供給、動力部品の優先的受注など多方面で業務提携する。無錫柴油機分公司は、エコ技術や電子技術などで独自の開発を進めており、VCU、GPS、EGR、制動部品などのコア技術を応用し、低燃費エンジンを生産している。同社の国Ⅳ排ガス基準適合エンジンは、低速、大トルク設計となっており1000-1800r/min時に最大トルクを発生する。燃料消費も他社の同セグメントモデルに比べ100キロあたり2-3L少ないという。 (2013年4月12日付け各種リリースより)

受賞

-瀋陽金杯車両製造有限公司[Shenyang Jinbei Vehicle Manufacturer Co.,Ltd.]の「2013年度金杯貢献賞」を受賞。同社の同賞受賞は6年連続となる。(2014年1月13日付けプレスリリースより)

開発動向

- R&Dセンターを保有。
- 傘下の研究機関 (2社)
・長春汽車研究所 (Changchun Automobile Reseach Institute)
・無錫球墨鋳鉄研究所 (Wuxi Spherical Graphite Cast Iron Institute)