Shanghai Jiao Yun Group Co., Ltd. [上海交運集団股份有限公司] 2014年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万元)
2014年12月期 2013年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 8,935.49 8,381.28 6.61 -OEMとの戦略提携
-新製品の開発
営業利益 338.06 330.85 2.18
経常利益 459.40 431.75 6.40
純利益 355.55 339.02 4.88

-2014年12月期の自動車OEM市場及び自動車アフターサービス市場向けの売上が前年比で7.7%増の59.48億元となった。

近年の動向

-2014年6月、子会社「上海交運汽車動力系統有限公司 [Shanghai Jiaoyun Auto Power Components Co., Ltd.]」が長安フォード向けに開発したF6オートマチックトランスミッションシフト機構の生産を開始したと発表。このシフト機構には、長安フォードF6オートマチックトランスミッションの中で初めて国産化された4つのコア部品が含まれている。(2014年6月16日付け各種リリースより)

受注

-2014年、上海GMより新世代 「君威 (Regal)」 と 「君越 (La Crosse)」 の車体システムなど7契約を獲得。

2015年12月期見通し

-2015年12月期の主要事業売上高は93.9億元と予測。(2014年同社アニュアルレポートより)

開発動向

研究開発費用

年度 2014年12月期
(百万元)
2013年12月期
(百万元)
2012年12月期
(百万元)
研究開発費用 78.19 94.08 80.79
研究開発費用の売上高に占める割合 0.88% 1.12% 1.03%

研究開発活動

-2014年、同社は技術センターの建設を加速。

-2014年、新製品開発は58件。うち25件はすでに完成。E2車体プレス部品ASSY、NGC1.0エンジンコンロッドなどは開発中。(2014年同社アニュアルレポートより)

設備投資

設備投資

(単位:百万元)
プロジェクト 予算 2014年12月期 進捗状況
CF6 ATギアシフト機構の設備更新 340.20 0.02 95%
GF6 ATギアシフト機構の生産能力拡大 113.27 3.79 87%
L850及びGEN3エンジンコンロッドの生産能力拡大 79.3 0.84 99%
小排気量乗用車用エンジンコンロッドASSYの設備更新 114.84 3.79 98%
煙台エンジンコンロッドASSY生産拠点の技術改造 176.42 2.81 基本建設完成
設備購入中
F6 ATギアシフト機構向けの設備更新
(長安Ford向け)
103.25 16.77 81%
乗用車ボディ自動化高速成形生産技術の更新 259.62 134.89 64.91%
ボディASSYの生産拠点建設 299.96 103.83 35.07%
自動車部品分公司武漢工場の設備更新 25.88 14.08 98%
バランスシャフト
(長城汽車向け)
11.15 0.91 96%
OMEGAロッカーパネルASSY
(上海GM向け)
11.11 4.22 95.38%
E2 ボディ部品プロジェクト 88.79 54.41 79%
GFXプロジェクト 24.26 2.46 10.13%
F101パワートレインプロジェクト 49.77 0.06 0.12%
D266プロジェクト 31.98 9.08 100%
318プロジェクト 19.41 3.57 100%

国内投資

-2014年9月、同社取締役会は完全子会社「煙台中瑞汽車零部件有限公司[Yantai Zhongrui Automobile Parts Co., Ltd.]」のNGCエンジン用のコンロッドASSY工場建設の決議案を可決。煙台生産拠点に約102.37百万元を投じて、敷地面積1,200平方メートルの工場を建設する。2014年8月に着工し、2017年1月に量産を開始、2020年にはフル稼働とする計画。上海GMから提供された生産計画をベースにすると、設計生産能力は年間1.5百万個となる見込み。(2014年9月22日付けプレスリリースより)

- 2014年9月、同社は完全子会社「上海交運汽車動力系統有限公司 [Shanghai Jiaoyun Auto Power Components Co., Ltd.]」が220.45百万元を投じ、浦東新区でGFxオートマチックトランスミッションシフト機構部品の生産設備更新プロジェクトを実施すると発表。2014年8月に着手し、2016年9月に小ロット生産開始、2017年1月に量産開始、2020年にはフル稼働とする計画。完成後は19種類のGFxオートマチックトランスミッションシフト機構モジュール製品を年間50万セット生産し、上海GMの各種中・高級車に供給する。(2014年9月13日付け会社公告より)

- 2014年8月、同社は上海GMのE2 (開発コード) 向け車体部品の生産拠点を建設すると発表。まず浦東新区に暫定的に建設し、2016年末に青浦区に移転する計画。総投資額は88.69百万元。2014年に8月着工し、2015年2月完成予定。同年11月に量産を開始、2017年にはフル稼働とする計画。インパネブラケット、左右リアホイールハウジング、フロアメンバーなどの車体部品をE2SC向けに12.1万台、E2LB向けに16万台分を年間で生産する。(2014年8月28日付け会社公告より)