Autoneum Holding AG (formerly Rieter Automotive) 2010年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万スイスフラン)
  2010年12月期 2009年12月期 増減率(%) 要因
売上高

1,715.4

1,424.3 20.4 +北米・南米における売上高の著しい回復
+新規プログラムの受注や、中国・インド工場新設がアジア地域の売上高伸張を牽引
+欧州市場の安定と、回復基調
EBIT 22.3 (115.8) -
 

新興国市場のビジネス拡大

-同社は、早い段階で南米、トルコ等新興国における工場設立を行ってきたが、この数年は特にアジア市場へ傾注している。
アジアでは、すでに日本や欧米メーカーへの納入関係はある。現在は民族系メーカーとの関係を構築中。
中国: 2010年は新たに2つの工場を設立。2011年末には、合計で工場6拠点とリサーチセンターを保有する計画。
インド: 2010年に新工場を設立。2011年末には工場2拠点を保有する計画。

-欧州における業界の構造変化に伴い、チェコに3つめの新工場を建設.

リストラクチュアリング

-2008年から、北米、欧州で8つの工場を閉鎖し、生産能力を調整。これによりリストラクチャリング活動は、実質的には2010年に完了。
-車両設計子会社 IDA.A Institute S.p.A.をスイスの投資会社Quantum Kapital AG へ売却。買収には、同社の中国及びブラジル拠点も含まれる(2010年6月16日付けプレスリリース)

開発動向

研究開発費用

(百万スイスフラン)
2010年12月期 2009年12月期 2008年12月期
66 74 81

研究開発体制

スイス Winterthur (HQ) アコースティックセンター、研究開発センター
  Sevelen 開発センター
フランス Aubergenville アコースティックセンター、開発センター
ドイツ Rossdorf-Gundernhausen アコースティックセンター
イタリア Desio アコースティックセンター(トラック)
  Leini 開発センター
  Santhia アコースティックセンター、
米国 Fmarmington Hills, Michigan アコースティックセンター、開発センター
  Chicago Heights, Illinois 開発センター
ブラジル Sao Bernardo do Campo アコースティックセンター、開発センター
中国 Shanghai アコースティックセンター、開発センター
日本 Kita-ku, Tokyo (Nittoku) アコースティックセンター
  Shizuoka (Nittoku) アコースティックセンター

製品開発

Rieter Hybrid Acoustics
-エンジンルームのリアバルクヘッドを従来の50%まで軽量化。
Triform Pattern
-従来のエンボスパターンと比較し、15-20%の軽量化を実現する新たなパターン。

設備投資

設備投資額

(単位:百万スイスフラン)
  2010年12月期 2009年12月期 2008年12月期
自動車部品部門 72.4 56.2 85.3

海外投資

-2010年は、中国(2)、インド(1)、チェコ(1)の合計4拠点を設立。