Recticel N.V./S.A. 2011年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ユーロ)
  2011年12月期 2010年12月期 増減率 (%) 要因
全社
売上高 1,378.1 1,348.4 2.2 -
EBITDA 88.8 83.5 6.3 -
自動車部門
売上高 324.8 324.9 0.03 1)
EBITDA 24.4 26.9 (9.3) -

要因
1) 自動車部門
-2011年の自動車部門の売上高は前年比0.03%増の324.8百万ユーロとなった。内装部門の販売量が低下したが、シート部門の販売量増加で相殺。

-内装部門の売上高は前年比3.6%減の164.1百万ユーロ。欧州、米国、中国の高級車市場の需要が依然高かった。

-シート部門の売上高は前年比7.6%増の147.0百万ユーロ。市場シェアの増加と、フランスTrilport拠点で、ビーズ法発泡ポリプロピレン(EPP)事業を開始したことが奏功。

-外装部門の売上高は、前年比24.5%減と13.7百万ユーロとなった。外装用のコンパウンド事業は2008年にBASFに売却。売上はBASFとの協定に従ったものに限られる。

受注

-Mercedes-Benz 「E-Class」(中国市場)向けのダッシュボードスキンの供給契約を獲得。同社の特許技術、Colo-Fastスプレー技術を使用し、中国において2012年末から2016年の間に約25.5万個生産される予定。

-Mercedes 「C-Class」現行モデル向けのダッシュボードスキンおよびドアパネルスキン(Colo-Fastスプレー技術を使用)を2014年まで供給。

-Porsche 「Cajun」向けのダッシュボードスキン(Colo-Senseスプレー技術を使用)の供給契約を獲得。2013年末より生産開始予定。

工場閉鎖

-同社とWoodbridgeの合弁会社でドイツに本拠を置くProseatは、ベルギーのHulshout工場を閉鎖する意向を発表した。 フォームクッションを生産する同工場は、GMのAntwerp工場とFordのGenk工場向けの生産拠点。GMが同工場を閉鎖したのに加えて、Ford向けのフォームクッションを含むシートの供給契約をLear Corporationが受注。それが今回の閉鎖決定に繋がった。(2011年1月14日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発費

(単位:百万ユーロ)
  2011年12月期 2010年12月期 2009年12月期
合計 14.8 15.8 13.9

研究開発体制

-ベルギーWetterenに国際開発センター(IDC)を保有。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ユーロ)
  2011年12月期 2010年12月期 2009年12月期
全社 33.3 35.2 24.1
自動車部門 7.0 11.2 7.0