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Ningbo Joyson Electronic Corp.[寧波均勝電子股份有限公司] 2023年12月期の動向

業績

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 増減率(%) 要因
売上高 55,728.48 49,793.35 11.92

-世界の主要な自動車市場の需要回復に伴いサプライチェーンが徐々に安定し、スマート電気自動車が急速に発展するなど、経営環境が改善したため。

営業利益 1,770.94 291.56 507.40
経常利益 1,762.28 479.82 267.28
純利益 1,240.09 233.26 431.63

 
-2023年の新規ル受注総額は730億元を超えた。新規に獲得した業務受注のうち、新エネルギー車関連の受注は450億元を超え、6割以上を占めた。自動車エレクトロニクス事業の営業利益は前年同期比約12%増の約172億元、自動車用安全システム事業の営業利益は前年同期比約12%増の約386億元となった。

 

新製品

CoreFusion
-黒芝麻智能は、均勝電子傘下の均聯智及(NESINEXT)と共同でCoreFusionコックピット・キャビン統合ソフトウェアオープンプラットフォームを開発したと発表した。これは黒芝麻智能の武当シリーズC1296スマートカー向けクロスドメインコンピューティングチップをベースに開発したもので、開発者に高効率なオペレーションシステムレベルのソフトウェア、開発ツールチェーン、完全なエコシステムを提供する。なお、均聯智及が開発したC1200シリーズチップに対応するスマートコックピットアーキテクチャ、インテリジェントドライブAP/CPミドルウェア及び自動化適合ツールは、クライアントがマルチドメインフュージョンおよびクロスドメインコンピューティング製品の迅速な量産を支援する。(2024年4月25日付黒芝麻智能のWechat公式アカウントより)

“飞跃式”气囊
-均勝電子は、吉利の新しいプレミアムスマートカーブランド極越(Jiyue)と車載ディスプレイを越えて展開する方式のエアバッグを共同で開発したと発表した。この製品は「極越01」に搭載されている。車載ディスプレイを越える一連の動作を実現するために、エアバッグは特殊な凹みを持った設計となっている。展開する際に車載ディスプレイを越えることで、ディスプレイやフロントガラスに圧力を加えずに乗員の安全を保護することができる。(2023年11月23日付均勝電子のWechat公式アカウントより)

最新智能座舱人机交互技术解决方案
-均勝電子は、IAA MOBILITY 2023で自動運転向け最新スマートコックピット・マンマシンインタラクション技術、地平線(Horizon)の征程(Journey)シリーズの車載チップをベースに開発した自動運転ドメインコントローラーの新製品「nDrive」を公開すると発表した。スマートコックピット・マンマシンインタラクション技術は、「360度回転、取り外し可能、ディスプレイ上に自由に配置可能」なスマートロータリーノブとセンターディスプレイを組み合わせたもの。スマートロータリーノブはタッチパネル、センターコンソールまたはドア制御モジュールの任意の場所に置くことのできる取り外し可能なもの。これにより、ディスプレイ操作をすることによる運転への影響を減少させることができる。また、複数の外観デザインを選択可能で、インテリア電子製品として使用できる。均勝電子はさらに地平線の征程シリーズ車載チップをベースに開発した自動運転ドメインコントローラー「nDrive」を出展した。これを使用することで、プラットフォームモデルの開発や量産に柔軟に対応可能となる。均勝電子と地平線は、レベル2++の自動運転フルシナリオ機能の実現をサポートする「nDrive M」などの自動運転ドメインコントローラーなどを共同で展示し、提携による開発成果を紹介している。(2023年9月6日付均勝電子のWechat公式アカウントより)

智能驾驶域控制器产品nDriveH
-均勝電子は、傘下の均聯智行が初の自動運転ドメインコントローラー製品「nDriveH」をリリースしたと発表した。新製品は、ソフト・ハードウェアを統合したもので、走行・駐車一体化設計を採用している。自動運転車の大規模量産に向けた品質要件に適合し、NOPなどの複雑な決定アルゴリズムとデータの融合をサポートしながら、機能安全規格ASIL-Dにも対応している。(2023年6月8日付均勝電子のWechat公式アカウントより)

戦略的提携

Elektrobit
-Elektrobitは、寧波均聯智及信息技術服務有限公司(均聯智及、NESINEXT)との提携に合意したと発表した。NESINEXTは、寧波均勝電子股份有限公司[Ningbo Joyson Electronic Corporation](均勝電子)の完全子会社。両社はNESINEXTを介して中国の自動車メーカーやサプライヤーにElektrobitソフトウェアやエンジニアリングサービスをリリースする。このサービスでは、AUTOSAR ClassicおよびAUTOSAR Adaptive規格の次世代自動車アーキテクチャをベースにした車両開発をサポートする。(2023年7月11日付ElektrobitのWechat公式アカウントより)

地平線
-地平線は、寧波均勝電子股份有限公司[Ningbo Joyson Electronic Corporation](均勝電子)傘下の均聯智行と戦略的提携に合意したと発表した。今回の提携で、地平線は車両向けチップ、車載コンピュータープラットフォーム、視覚センサ、マンマシンインタラクションなどを含む「チップ+参照アルゴリズム+開発ツール」をベースとしたスマートカーソリューションを提供する。均聯智行は車両向け自動運転技術の知見をベースに、地平線と共同で先進運転支援システム(ADAS)、自動運転、スマートマンマシンインタラクションなどの分野における製品の開発を推進し、自動運転ソリューションの展開を加速させる。(2023年5月19日付地平線のWechat公式アカウントより

受注

800V高压平台功率电子类产品
-均勝電子は子会社が大手自動車メーカーからグローバルプロジェクトの受注を獲得したと発表した。新エネルギー車(NEV)の800V高圧プラットフォームにパワーエレクトロニクス製品を供給する。受注総額は約130億元の見込み。(2023年4月13日付均勝電子のプレスリリースより

为知名车企提供5G+C-V2X产品
-均勝電子は、子会社の寧波均聯智行科技股份有限公司(均聯智行)がグローバルの大手自動車メーカーの新エネルギー車(NEV)向けに5G対応C-V2X製品が採用されたと発表した。メーカー名は公開されていない。受注金額は約18億元の見込み。(2023年3月2日付均勝電子のプレスリリースより)

展示会

-均勝電子は、上汽VWイノベーション技術展に、自動運転ドメインコントローラー「nDriveシリーズ」、自動運転ミドルウェア「JMT」などのソフト/ハードウェア一体化ソリューションなどに加えて、将来のセントラルドメイン制御の自動運転関連ラインナップを展示したと発表した。今回出展した自動運転ドメインコントローラー「nDriveシリーズ」は、均勝電子が発表したクアルコムのSnapdragon Ride第2世代チッププラットフォームをベースにした自動運転ドメインコントローラー。デュアルチップ構造を採用し、カメラ、各種レーダーなどの全方位検知を実現し、機能安全性規格ASIL-Dを取得している。(2023年6月14日付均勝電子のWechat公式アカウントに基づく)

-均勝電子は、子会社の均勝汽車安全系統[Joyson Automotive Safety Systems](均勝安全)がセーフティ関連製品の技術展をそれぞれ広汽やホンダで開催したと発表した。広汽の技術展では、従来のシートベルト、ステアリングホイール、エアバッグなどのセーフティ製品以外に、EVおよび新エネルギー化などに関して、Pyrotechinical Battery Disconnector(PBD)などの最先端の製品を出展した。ホンダの技術展では、均勝安全の技術チームが一連の先進技術を共有し、ホンダの技術開発チームと共同で技術的問題点や未来の発展方向を共同で検討した。(2023年6月8日付均勝電子のWechat公式アカウントより)
 

特許

-2023年末現在、同社は世界中で4,000 以上のコア特許を保有。
 

研究開発体制

-2023年同社は、インテリジェントドライブドメインコントローラーの分野で、第2世代Qualcomm Snapdragon RideチップをベースにしたインテリジェントドライブドメインコントローラーnDrive Hをリリースし、Horizonと戦略的協力を構築。Horizon Journeyチップ nDriveM基づいた費用対効果の高いインテリジェントドライブドメイン制御製品を発売した。
-インテリジェントコックピットの分野では、マルチスクリーン連携、マルチモーダルインタラクション、AIアクティブインタラクションを備えたインテリジェント共感コックピットの研究開発を推進し、同時に運転ユーザーエクスペリエンスを継続的に向上に取り組む。同社は、次世代インテリジェントコックピットとスマートドライビングインテグレーションの開発により、運転と乗員の安全検知、駐車支援、その他の機能を統合している。

 

研究開発費用

(単位:百万元)
  2023年12月期 2022年12月期 2021年12月期
研究開発費用 3,647.97 3,033.87 3,088.25
売上高に占める割合(%) 6.55 6.09 6.76

-2023年末現在、エンジニアリング技術者と研究開発要員の総数は5,344名で、全社数の12.16%を占める。

ご利用に関するお問い合わせ先

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