Hyundai Transys Inc. - Seongyeon Plant (旧 Hyundai Dymos, Inc.)[現代トランシス] 2019年12月期の動向

業績 (単独)

(単位:百万ウォン)
2019年
12月期
2018年
12月期
増減率
(%)
売上高 7,678,096 4,266,845 79.95
営業利益 172,016 143,782 19.64
当期純利益 130,185 53,405 143.77

現代トランシス

-現代ダイモス現代パワーテックの統合法人が2019年1月2日付で「現代トランシス (Hyundai Transys)」として正式に発足した。現代トランスシスは、自動変速機、手動変速機、デュアルクラッチトランスミッション (DCT)、無段変速機といった変速機の全ラインナップを備えるほか、現代自「Genesis」、「Grandeur」、「Sonata」などのシートも生産する。現代トランスシスは、2018年12月期に約7兆ウォン規模の売上高を、2022年までに12兆ウォン規模に拡大することを目標としている。(2019年1月3日付プレスリリースより)

018年10月19日に取締役会を開催し、現代パワーテックとの合併案を決議した。同年11月29日の臨時株主総会における承認を経て、2019年1月1日までに合併を完了させる計画。現代ダイモスが新株を発行し、現代パワーテック株1株当たり現代ダイモス株0.5653558株を現代パワーテックの株主に交付する方法が用いられる。合併法人は、自動変速機、手動変速機、デュアルクラッチトランスミッション (DCT)、無段変速機といったトランスミッションの全ラインナップを備えることとなる。また、両社合算で2017年の約7兆ウォンの売上高を、2022年までに12兆ウォン規模に拡大することを目標としている。(2018年10月19日付プレスリリースより)

 

企業動向

-現代WIAは2018年11月30日付で、手動変速機の加工ラインを175億3,200万ウォンで現代ダイモスに譲渡する。これについて現代WIAは「自動車部品事業の効率性を向上させるとともに、中核事業の強化を目的とする」と説明した。(2018年11月30日付プレスリリースより)
 

研究開発体制

拠点 所在地 概要
韓国
東灘 (Dongtan)
シート研究センター
京畿道
華城 (Hwaseong) 市
-2007年3月に完成
華城 (Hwaseong)
パワートレイン研究センター
京畿道
華城 (Hwaseong) 市
-現代自動車グループのHyundai WIA、現代パワーテックとの3社による統合研究所
-2007年1月に完成
米国
Dymos of America ミシガン州
Farmington Hills
-シートの研究開発

研究開発費 (連結)

(単位:十億ウォン)
2019年12月期 2018年12月期 2017年12月期
金額 156.1 81.6 83.4
対売上高比率 2.59% 2.96% 2.08%

 

研究開発実績

対象製品 主な開発内容
トランスミッション -乗用車用DCT、ハイブリッドバス用AMT
-小型、中型、大型バスおよびトラック用手動変速機
アクスル

-乗用車用アクスル開発
起亜 「K9」「Stinger」
Genesis 「G70」 「G80 」「EQ900」

-SUV用アクスル開発
起亜 「Sorento」
現代 「Tucson」
現代 「Santa Fe」

-商用アクスル開発
現代 「Starex」
現代 「Porter」

-小型、中型、大型バスおよびトラック用アクスル
-双竜車向けアクスル、海外輸出用アクスル開発

減速器 ー小型、中型商用EV車
4WD -SUV用電子制御式トランスファーケース
シート -乗用車用シート開発(量産モデル)
現代「Sonata」
Genesis 「G70」「G90」
起亜「Stinger」
起亜「Pride (Mexico)」
現代「Highlights (India)」
Small SUV (China)

-乗用車用シート開発(新規開発モデル)
現代「Sonata」後継モデル、Genesis「G70」「G90」、small SUV (India)