Changzhou Xingyu Automotive Lighting Systems Co., Ltd.[常州星宇車灯股份有限公司] 2023年12月期の動向
業績 |
(単位: 百万元) |
2023年12月期 | 2022年12月期 | 増減率(%) | 要因 | |
売上高 | 10,248.45 | 8,247.99 | 24.25 |
-主な事業における売上の増加によるもの。 |
営業利益 | 1,199.41 | 1,053.98 | 13.80 | |
経常利益 | 1,203.09 | 1,049.92 | 14.59 | |
純利益 | 1,102.13 | 941.42 | 17.07 |
戦略的提携
‐同社は、深圳市欧治半導体有限公司(欧治半導体)と戦略的提携に合意したと発表した。両社はスマートランプおよびスマート運転技術の研究開発に加えて、ランプ製品の統合やチップ開発などで協業する。スマートカー製品の研究開発において、欧治半導体の龍泉シリーズチッププラットフォームをベースとして、市場のニーズに適合する革新的な製品を共同開発する。(2023年6月1日付星宇股份のWechat公式アカウントより)
-同社は北京一径科技有限公司(一径科技)と戦略的提携に合意したと発表した。両社は車載LiDARと自動運転技術の開発、ランプ製品の統合、製造などの分野で協力し、共同で製品技術の革新や市場の開拓を行う。(2023年5月23日付星宇股份のWechat公式アカウントに基づく)
‐同社は北京地平線機器人技術研発有限公司[Beijing Horizon Robotics Technology R&D Co., Ltd.](地平線)と戦略的提携を締結したと発表した。両社は「車載チップ+アルゴリズム」技術を協業の対象として、「車両法規対応、量産化、納期対応」を提携目標とする。「走行駐車一体型」ソリューションの量産と普及を推進し、同技術がスマートカーの標準装備になるよう働きかける。なお、星宇股份が地平線の車載チップ「征程(Journey)3」をベースに開発した「走行駐車一体型」ソリューションは国内大手OEMから受注を獲得し、2023年に量産開始予定だという。(2023年2月15日付地平線のWeChat公式アカウントより)
受注
-同社は、AITOのフラグシップモデル「問界M9」にインテリジェント照明システムを供給すると発表した。このシステムは84ピクセルのADBシステムおよびファーウェイと共同開発したDLPモジュールを採用している。システムはCAN FD通信とAUTOSARアーキテクチャを採用し、前後のISDランプはいずれも1,000ピクセル以上。デイジーチェーンシステムアーキテクチャを採用し、4Mの高速シリアル通信によって、1秒当たり25フレームの画像を更新し、アニメーション効果をよりスムーズにする。システムにはウェルカム、充電アニメーション、ライトランゲージなど約10種類のアニメーション効果および40以上のカスタムパターンが含まれている。OTAによってカスタムアニメーションも更新可能。(2023年12月27日付星宇股份のWechat公式アカウントより)
工場建設の進捗状況
- 海外レイアウトの改善のため、メキシコとアメリカに会社を設立した。
研究開発プロジェクト
- DMDベースのスマートヘッドライトモジュール
- Micro LEDをベースにしたスマートヘッドランプモジュール
- Micro LED/Mini LED技術をベースにしたピクセル表示インタラクティブライト
- 車両ライトコントローラー用HCM/RCM/LCUの開発
- 運転と駐車のインテリジェントドライブ関連製品の開発
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
年度 | 2023年12月期 | 2022年12月期 | 2021年12月期 |
研究開発費用 | 610.24 | 522.09 | 387.75 |
売上高に占める割合(%) | 5.95 | 6.33 | 4.90 |
研究開発要員数(人) | 1506 | 1,532 | 1,493 |
全社に占める研究開発要員の割合(%) | 17.20 | 21 | 18.98 |
承認
-同社は、同社のインテリジェントドライブ製品であるビジョンコントローラーが中汽研華誠認証(天津)有限公司からISO 26262:2018(機能安全)のASIL D認証を取得したと発表した。星宇股份の初となるインテリジェントドライブドメインコントローラーはマルチセンサフュージョンソリューションを使用し、切り換え可能な運転支援機能と駐車運転支援機能に対応する。(2024年1月16日付星宇股份のWechat公式アカウントより)